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KOKKO 第20号
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年4月
- 書店発売日
- 2017年4月10日
- 登録日
- 2017年1月5日
- 最終更新日
- 2017年4月11日
目次
[特集] 労働組合が
勝ちとってきたもの
労働者のたたかいが
賃金を改善させてきた ……………… 005
鎌田 一 国公労連書記長
労働時間の短縮と
週休2日制実現までの道のり ……………… 014
笠松鉄兵 国公労連調査政策部長
休暇制度の過去・現在・未来 ……………… 025
國本久雄 国公労連中央執行委員
働く女性たちが
「育休」を勝ちとるまで ……………… 033
橋本恵美子 国公労連副委員長・女性協議長
介護休暇と両立支援制度拡充のとりくみ
―育児や看護で、退職する仲間がないように ……………… 038
伊吹五月 国公労連中央執行委員・女性協事務局長
臨時・非常勤職員の労働条件改善と
定員化実現のたたかい ……………… 043
盛永雅則 国公労連常任顧問
[リレー連載] 運動のヌーヴェルヴァーグ エキタス⑩
変化を望めるということ ……………… 049
AEQUITAS
[連載] 国家公務員の労働条件Q&A
きほんの「き」から 第8回
非常勤職員が
公務災害で休むときの不利益 ……………… 054
国公労連
[連載] スクリーンに息づく愛しき人びと 第19作
日本の女性の半生・淡彩と油彩
『この世界の片隅に』と『にっぽん昆虫記』 ……………… 056
熊沢 誠 甲南大学名誉教授
[書評 第16回] ジョージ・オーウェル著
『一九八四年[新訳版]』 ……………… 061
吉川浩満 文筆家
前書きなど
労働組合は今から200年以上前(18世紀末)のイギリスで誕生しました。チャールズ・チャップリンの映画『モダン・タイムス』のように、産業革命がすすむことで労働者は機械にあわせて動く部品のようにあつかわれ、低賃金の上に1日の労働時間は14~15時間が当たり前で、女性や子どもも深夜労働をさせられていました。どうしたら労働者は人間らしく働き暮らすことができるのかという試行錯誤の末に労働組合が生まれ、1886年5月1日には、アメリカのシカゴを中心に約35万人の労働者が、「仕事に8時間、休息に8時間、自分がしたいことに8時間」を求めてゼネラルストライキに立ち上がります。その3年後、パリで開かれた国際労働者大会で翌年5月1日に全世界で8時間労働を求める行動が決定され、これが世界各国で今に続くメーデーの起源となっています。現在の日本の労働基準法第32条に「8時間を超えて、労働させてはならない」と明記されているのも労働組合が勝ちとってきたルールなのです。今号は日本の国家公務員の労働組合が勝ちとってきたものにクローズアップします。
上記内容は本書刊行時のものです。