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KOKKO 第14号
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年10月
- 書店発売日
- 2016年10月15日
- 登録日
- 2015年12月30日
- 最終更新日
- 2016年10月6日
目次
[特集] 2016年人事院勧告
日本は「世界最高の公務員年収」? ……………… 005
本誌編集部
2016年人事院勧告の分析と批判
―3年連続賃金改善も生活化以前にはほど遠い一方的な扶養手当改悪など労働組合軽視の勧告……………… 010
労働組合の声明・談話 ……………… 029
2016年人事院勧告の取扱い等に関する要求書 ……………… 037
2016年人事院勧告 ……………… 039
人事院勧告関連資料 ……………… 108
人事院勧告の歴史的変遷 ……………… 161
[連載] 国家公務員の労働条件Q&A きほんの「き」から 第2回 人事院勧告制度は合理的? ……………… 170
[リレー連載] 運動のヌーヴェルヴァーグ エキタス⑤ エキタスがめざす労働運動の変革 原田仁希 AEQUITASメンバー……………… 172
[連載] スクリーンに息づく愛しき人びと 第13作〈労働〉のリアルをみる憂鬱『ティエリー・トグルドーの憂鬱』と『ナビゲーター』 熊沢 誠 甲南大学名誉教授……………… 176
[書評 第10回] 高 史明著『レイシズムを解剖する─在日コリアンへの偏見とインターネット』 吉川浩満 文筆家……………… 181
前書きなど
国家公務員の給与水準を決める指標である人事院勧告、通称「人勧(じんかん)」。公務職場ではおなじみの言葉ですが、民間企業で働く友人がその存在を知っていると「よく知ってるね!」とつい驚いてしまいます。実は、人勧の影響力は甚大で、公務員以外に学校や病院、社会福祉法人等で働く労働者にも直接影響し、その範囲は日本の雇用者総数の約14%・770万人以上とも試算されています。地域経済にも影響を与える重大な行政文書です。勧告は、国家公務員の労働基本権制約の「代償措置」とされていますが、「代償」すれば基本的人権の制約が許されるのかという問題は、戦後ずっと続く論争テーマです。多くの批判にさらされながら、1948年から連綿と続けられてきた人事院勧告。その概要がつかめる特集になっていればと願います。
上記内容は本書刊行時のものです。