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メディア―移民をつなぐ、移民がつなぐ
- 書店発売日
- 2016年2月19日
- 登録日
- 2016年2月13日
- 最終更新日
- 2016年2月16日
紹介
新進気鋭の研究者を中心にした移民研究の最前線。メディアはなにを伝えたか。新聞、雑誌以外のメディアも取り上げ横断的に考察する。
目次
はじめに―つなぐメディア、つなぐ人々
Ⅰメディアが伝える、教育が伝える
第1章 メディアとしての卒業アルバム―ヒラリバー日系アメリカ人収容所における高校生活の表象分析
第2章 軍政下日本語教育の記憶―元教員が描いたフィリピンとビルマ
第3章 『麦嶺学窓』と『南加学窓』からみる戦前期の在米日本人留学生像
コラム 同窓会誌のなかの満洲記憶
Ⅱ 新聞・雑誌と移民コミュニティ
第4章 ブラジル・ノロエステ地方における日本語新聞―1910年後半~1930年代を中心に
第5章 1910年の悲劇はいかに報道されたか―カナダ・ロジャーズ峠の雪崩災害と日本人移民社会
第6章 広告よりみたハワイにおける日本人の興行―1920年の『布哇報知』と『馬哇新聞』の場合
Ⅲ 跨境するメディア
第7章 移民は何を運ぶか―日記等を通して考える
第8章 〈代表する身体〉は何を背負うか―1932年のロサンゼルス・オリンピックと日本・米国・朝鮮の新聞報道
第9章 移民船のメディア/メディアとしての移民船―1930年代ブラジル移民船を事例に
コラム 『米国仏教』とLight of Dharma
Ⅳ 芸術と文化のネットワーク
第10章 『紐育新報』と邦人美術展覧会―角田柳作のジャパニーズ・カルチャー・センターとの関わり
第11章 1930年代の日系アメリカ人の文学活動と「左翼的」結びつき―『収穫』『カレントライフ』『同胞』ほか
第12章 『女性満洲』と戦時下のいけ花
第13章 アフリカ系アメリカ人の音楽文化の実践―ラップ・ミュージッツクとメディア・テクノロジー
コラム 音盤は時代をつなぐ―ハワイ2世楽団のレコードと復刻CD
二つの移民研究―おわりにかえて
上記内容は本書刊行時のものです。