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ト・日 書店
直接取引:なし
吉本隆明の言葉と「望みなきとき」のわたしたち
発行:言視舎
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ18mm
重さ 300g
248ページ
並製
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2012年9月
- 書店発売日
- 2012年9月14日
- 登録日
- 2012年8月10日
- 最終更新日
- 2012年9月14日
紹介
3・11大震災と原発事故、9・11同時多発テロと戦争、そしてオウム事件。困難が連続する読めない情況に対してどんな言葉が有効なのか。
安易な解決策など決して述べることのなかった吉本思想の検証をとおして、
生きるよりどころとなる言葉を発見する。
★社会は全体として均質な、陰りのない状態へ向かっている。……だがそれと同時に、……生きることの窮屈さ、息もつけないような不自由さ、あてのない不安やピリピリした不快や恐怖がある。……「望みなさ」は私たちの前にある問題や困難のなかにあるのではなくて、むしろそれらの「語られ方」のなかにある。その場所こそ、ひとりひとり言論と言語表現の現場作業員であるにすぎない私たちにとって、決して離れることのできない最後の持ち場なのだ。「はじめに」より
目次
1 吉本隆明の3・11言論と「超越」をめぐって~文学者が「反省」すること、吉本発言の一貫性と原理性
2 『母型論』の吉本隆明と『戦争詩』以後~「嫌な時代」の構造、反・西欧的言語論としての『母型論』
3 全体性の認識と文学の主張する場所~吉本思想の80年代以降について、「存在倫理」について
4 オウム問題についての感想ほか
前書きなど
「望みなさ」は私たちの前にある問題や困難のなかにあるのではなくて、むしろそれらの「語られ方」のなかにある。その場所こそ、ひとりひとり言論と言語表現の現場作業員であるにすぎない私たちにとって、決して離れることのできない最後の持ち場なのだ。(「はじめに」より)
版元から一言
困難が連続する読めない情況に対してどんな言葉が有効なのか。
安易な解決策など決して述べることのなかった吉本思想の検証をとおして、生きるよりどころとなる言葉を発見する。
上記内容は本書刊行時のものです。