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雑草にも名前がある 益村 聖(著/文) - 花乱社
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雑草にも名前がある 一人の中学教師・植物採集家の足跡

発行:花乱社
四六判
226ページ
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-905327-98-1
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年5月30日
書店発売日
登録日
2019年5月16日
最終更新日
2019年6月11日
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紹介

「どんな個体も生物多様性における一存在である」
中学校教師としての35年間,そして半世紀を超える植物採集家としての足跡。
一枚の葉から植物名を検索する画期的な花図鑑と葉脈・茎・根の細部まで表現した原色図譜で知られる著者が,今,書き遺しておきたいこと。

目次

 はじめに 私の「宿帳」として
第一部 軌 跡
 私の学生時代
 飯塚の思い出
 私の植物人生 花に恋して
 マンゴクドジョウツナギ物語
第二部 随 想
 教室で話したかった雑談
  はじめに/体験/視点/ゾウリムシ/個性/ペーパーテスト/厳しさ/雑草/思考回路/悲しい酒/苦い思い出/偏 食/時 間/叔父の思い出/表と裏/私の森/終わりに
 親に話したかった雑談
  親の姿が見えない/お口を開けて/他人のものは/よその子供は叱れない/提言/愛猫ジジの一生
第三部 講演・講話録
 雑草にも名前がある
 虫と遊び、土に親しむ子供を育てましょう
 御側山国有林の伐採中止運動から学んだこと
 植物夜話
  七草粥考/真菰考/雛罌粟考
 折々の歌
 あとがき

前書きなど

 矢部川の源流域には三〇〇ヘクタールもの広大な国有林がありました。毎年、沢山の木の葉が落ちました。それはやがて腐葉土となります。腐葉土の上に降った雨はその養分を融かし、集まって矢部川の流れとなり、有明海に注ぎます。栄養豊かな有明海の水は海苔を育て、沢山の魚を育ててきました。この国有林が伐採されてしまいました。腐葉土は無くなり、矢部川の水の養分は少なくなり、有明海は貧しい海となっていきました。山と海とはこのように密接に繋がっているのです。そのような意味からも、自然林の伐採は慎重な上にも慎重にしなければならないと思っています。
 ─「御側山国有林の伐採中止運動から学んだこと」より

著者プロフィール

益村 聖  (マスムラ サトシ)  (著/文

1933年,福岡県筑後市に生まれる。1956年,福岡学芸大学(現福岡教育大学)理科卒業(生物学専攻)。以後,1991年まで福岡県内で中学校教諭。植物分類学会の会員。主としてカヤツリグサ科スゲ属とイネ科を研究。2014年,日本植物分類学会から学会賞を授与。著書に『絵合わせ 九州の花図鑑』(1995年),『【原色】九州の花・実図譜』Ⅰ~Ⅵ(2003~2018年,いずれも海鳥社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。