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季刊・経済理論 第56巻第3号 生産性の概念を問い直す
発行:桜井書店
B5判
縦257mm
横182mm
厚さ9mm
重さ 210g
190ページ
定価
2,000円+税
- 初版年月日
- 2019年10月
- 書店発売日
- 2019年10月18日
- 登録日
- 2019年9月30日
- 最終更新日
- 2019年9月30日
紹介
経済学にとって生産性とは、いつの時代も最重要概念の一つである。生産性は技術進歩・生産力発展を示す指標であり、同時にまた所得分配を規定する要因でもある。生産性の動態をとらえることは、資本主義社会を分析していくに当たり、必須の課題であると言えるだろう。
しかし、その重要性とは裏腹に、この生産性なる概念を明確に定義し、現実の経済における生産性の実態を把握する作業は、決して容易なものではない。
そこで社会科学者がなすべき仕事とは何か。それはやはり、生産性なるものの実態とそれを規定するメカニズムに関して、曖昧なままブラックボックスに放り込むのではなく、学術的に慎重な考察と分析を重ね、正確な理解を深めていくことであろう。そこで本特集では、「生産性の概念を問い直す」と題し、生産性を巡る理論面・実証面での最新の研究成果を紹介する。
目次
特集にあたって 薗田竜之介(佐賀大学経済学部准教授)
生産性、技術変化、実質賃金 塩沢由典(大阪市立大学名誉教授)
資本制社会の下での生産性指標の特徴とその動態 橋本貴彦(立命館大学経済学部教授)
生産性指数について 溝渕英之(龍谷大学経済学部准教授)
実験経済学における生産性の分析 小川一仁(関西大学社会学部教授)
『経済学・哲学草稿』第1草稿における国民経済学批判の進展について 菊地 賢(一橋大学大学院)
金融市場におけるクズネッツ・サイクル:国際資本循環としての現代的意義に関する考察 島倉 原(京都大学大学院)・藤井 聡(京都大学教授)
ほか
上記内容は本書刊行時のものです。