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人と人をつなぐと、教育も社会も変わる 長沼 豊(著/文) - キーステージ21
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人と人をつなぐと、教育も社会も変わる (ヒトトヒトヲツナグトキョウイクモシャカイモカワル)

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四六判
縦188mm 横130mm 厚さ11mm
224ページ
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-904933-17-6   COPY
ISBN 13
9784904933176   COPY
ISBN 10h
4-904933-17-6   COPY
ISBN 10
4904933176   COPY
出版者記号
904933   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年6月15日
書店発売日
登録日
2021年4月15日
最終更新日
2021年6月3日
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紹介

高校・大学時代からボランティア活動に関わり、ボランティアとボランティア学習の分野を切り開いた、長沼豊。自身の生い立ちから、ボランティアとの出会い、教育の道に進むきっかけ、学会を立ち上げ、学習院大学の教育学科の開設を仕掛けてきた、著者の半生を語る一冊。

前書きなど

人とのつながりに悩み苦しんだ

 2020年、見えない敵が私たちの社会を襲ってきました。小学生時代にテレビでお笑いのツボを教わった志村けんさんが、あっという間に他界されたのは、かなりショッキングな出来事でした。「だいじょうぶだあ」ではなかったのですから。
 困難な状況は、いまだに続いています。
 人が生きているうちに出会う困難にはさまざまなものがあります。人々が共通して出会うものもあれば、個人的なものもあります。
 共通と言えば、いま50代後半の私は、生きている間に80年に一度の大恐慌、1000年に一度の津波被害、そして100年に一度のパンデミックを目にすることになってしまいました。
 大恐慌は1930年の世界大恐慌と2008年のリーマンショック、津波被害は869年の貞観地震と2011年の東北地方太平洋沖地震、パンデミックは1918年のスペインかぜと2019年に発見された新型コロナウィルスによる感染症です。1995年の阪神・淡路大震災もボランティア関係者には忘れることのできない出来事です。歴史は繰り返すのでしょうか。
 では個人的な出来事はどうでしょうか。
 私は教育やボランティアの世界で生きてきました。両方の分野に共通しているのは「人とのつながり」です。そう言うと、ライフワークにしているのだから得意なことだと思われるかもしれませんが、実は全く逆なのです。
 人とのつながりでは悩みが絶えません。小さい頃は金魚の糞のように人の後について行動していました。おとなが怖くて、犬が怖くて、水泳が怖くておびえている少年でした。えっ、そうなのと思ったあなた。ぜひ本書をさらに読み進めてください。
 なぜなら本書では、私が受けた教育と、自ら飛び込んだボランティアの世界が私にどのような影響を与えたのか、特に進路に悩んだり人間関係に苦しんだりした私が、どのように人とつながって、悩みや苦しみを克服していったのかについて語っているからです。いやいや、克服というよりも、今でも悩み苦しんでいるのですが。
 ですから本書は進路に悩んでいる高校生や就活生、私と同じ教育やボランティアの世界で悩みながらも頑張っている皆さん、人と人のつながりによって何かを変えよう、改革しようと考えている皆さんに読んでいただければ幸せです。
 本書を通じて読者と私がつながる瞬間があるかもしれないと思うと楽しい気持ちになります。もし私の死後に本書を手にする読者がいるとすれば、時代を超えてつながったことになります。
 なかなか困難な時代ですが、人と人とがつながる楽しさを笑顔で語り合いながら、時代を一歩前に進めていきましょう。「だいじょうぶだあ」と言えるように。
2021年3月 筆者記す

著者プロフィール

長沼 豊  (ナガヌマ ユタカ)  (著/文

 高校・大学時代から福祉系ボランティア活動に関わり、学習院中等科教諭を経て1999年から学習院大学教職課程助教授。その後、准教授・教授を経て文学部教育学科教授。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)。教科外教育(ボランティア学習、特別活動、部活動、シティズンシップ教育)を中心に研究を進める。
 日本ボランティア学習協会理事、日本特別活動学会会長、日本部活動学会副会長、日本シティズンシップ教育学会理事などを務める。文部科学省「中学校学習指導要領」作成協力者会議(中学校特別活動)委員(2008年)、文部科学省「小学校学習指導要領」学習指導要領の改善等に係る検討に必要な専門的作業協力者(特別活動)委員(2017年)、文化庁「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」作成検討会議座長(2018年)なども歴任。
 著書は『人が集まるボランティア組織をどうつくるのか ~「双方向の学び」を活かしたマネジメント~』(ミネルヴァ書房、単著、2014年)、『社会を変える教育 Citizenship Education ~英国のシティズンシップ教育とクリック・レポートから~』(キーステージ21、共編著、2012年)、『実践に役立つボランティア学習の基礎理論』(大学図書出版、単著、2010年)、『新しいボランティア学習の創造』(ミネルヴァ書房、単著、2008年)など多数。
 全国各地で講演やワークショップを行う。自称「ボランティア学習仕掛人」。趣味は鎌倉歩き、特撮番組鑑賞。特技は姓名占い。

上記内容は本書刊行時のものです。