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親愛なるミスタ崔
隣の国の友への手紙
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年3月25日
- 書店発売日
- 2017年3月20日
- 登録日
- 2017年2月15日
- 最終更新日
- 2022年2月4日
書評掲載情報
2017-05-28 |
読売新聞
朝刊 評者: 高山なおみ(料理家、文筆家) |
2017-04-30 |
信濃毎日新聞
朝刊 評者: 小林聡美 |
2017-04-23 |
南日本新聞
評者: 金原瑞人 |
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紹介
男と女についての考察、幼い日の思い出、結婚と離婚、子育て、芸術について──。
40年近くにわたり、〈ミスタ崔〉こと韓国人哲学者・崔禎鎬氏と交わした57通の手紙。
若き日の佐野洋子の素顔が浮かぶ未公開書簡集。
谷川俊太郎作「隣の国の男」(ミスタ崔をモチーフにした詩)、および崔禎鎬氏による「回想の佐野洋子」も所収。
目次
序詩「隣の国の男」 谷川俊太郎
第一章 一九六七年
第二章 一九七一年
第三章 一九七七年~一九八二年
第四章 一九八九年~一九九四年
第五章 一九九六年~二○○五年
「回想の佐野洋子」崔禎鎬
前書きなど
「ミスタ崔、あなたは私に無限の喜びと無限の哀しみを与えます。」
「考えてみれば、ミスタ崔は私にとって現実の人ではないのかもしれません。そして、私
は時々、まぼろしであるミスタ崔のために、ふるいたつことがあります。ミスタ崔のために、絵を描きたいと思い、ミスタ崔のために、美しい虚構を創りたいと思うのです。だから、ぜがひでも、ミスタ崔は、元気でいてくれないと困るのです。」
(1979.5.12. 佐野洋子の手紙より)
「洋子さんの毒気溢れるファックスを受けてやっぱり佐野芸術の頂点は “書簡文学” のジャンルだということを再確認いたしました。一人住まいのありあまる時間の一部を、
是非私宛に毒舌とシニカルな才気と痛烈な適中力にみちあふれるお手紙をドシドシ送って
下さいますようお頼みいたします。」
(1996.9.11. 崔禎鎬の手紙より)
版元から一言
書簡の端々からは佐野洋子の素顔が浮かぶとともに、無二の友としての二人の絆が伺えます。今なお「近くて遠い隣国」と言われる日本と韓国ですが、そのような両国関係にとらわれない二人の交流の様子を「日韓同時代人の対話シリーズ」第2弾としてお届け致します。
上記内容は本書刊行時のものです。