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完全版土地 全20巻(セット) 朴景利(著) - クオン
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完全版土地 全20巻(セット) (カンゼンバン トジ ゼン ニジュッカン セット)

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発行:クオン
四六判
価格 56,000 円+税   61,600 円(税込)
ISBN
978-4-904855-61-4   COPY
ISBN 13
9784904855614   COPY
ISBN 10h
4-904855-61-2   COPY
ISBN 10
4904855612   COPY
出版者記号
904855   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2016年11月1日
最終更新日
2025年11月12日
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受賞情報

第79回毎日出版文化賞 企画賞受賞

紹介

近現代の東アジアを舞台に
激動の時代を生きる人々のスペクタクル・ロマン!
韓国を代表する大河小説『土地』20巻を世界初の完訳


『土地』は韓国の女性作家の草分け的存在であり、デビュー当時から高い評価を受けてきた朴景利の代表作である。1969年から94年まで25年にわたって書き継がれた、韓国現代文学における最大の大河小説であり、最も優れた作品の一つにも数えられている。

朝鮮王朝末期、政治を担う者たちの間で主導権争いが続き、その混乱につけ込んで侵攻する列強や日本の存在と、甲午農民戦争(東学の乱)など民衆による抵抗運動は、国内の混乱に拍車をかけた。混沌とした社会情勢を背景に、物語は1897年に始まり、日本による植民地支配を経て、1945年の「解放」の日(8月15日)に終わる。朝鮮半島の近代史を経糸に、その時代に翻弄されるさまざまな立場、職業、境遇の人々の日常から生まれる愛と恋、葛藤、悲しみ、喜び、苦難を緯糸に織り成される壮大なタペストリーともいえよう。

小説の舞台は朝鮮半島の南端に近い慶尚南道[キョンサンナムド]河東郡[ハドングン]の農村・平沙里[ピョンサリ]から、間島[カンド](現在の延辺朝鮮族自治州一帯)へ移り、後半では朝鮮半島に戻る。

物語の軸となる崔西姫[チェソヒ]は平沙里の大地主・崔家の一人娘である。崔家の財産を奪おうという陰謀が巡らされ、数奇な運命によって天涯孤独の身となった西姫は、崔家の使用人や平沙里の農民たちをひき連れて間島へ移り住む。西姫はそこで商売をして財産を増やし、再び故郷に戻って崔家の土地を取り戻すことを誓う。

朴景利は西姫を悲劇のヒロインとして描いているのではない。気が強く、才覚のある一方で、感情表現がうまくできない西姫の抱える孤独は切ない。さまざまな登場人物が時代の荒波にもまれながら生きる姿は、叙情を排した筆致で克明に描かれている。すべての人間が業として抱える嫉妬や猜疑、邪悪さといった負の面を暴きだす一方で、日々の暮らしの中で助け合い、互いを思いやる人の優しさ、温かさも細やかに語られる。そして貧しい農民の間にも、結ばれぬ運命に逆らおうとする苦しい恋や心に秘めた恋があり、四季折々に変化する美しい自然の景観とともに、物語を彩っている。

著者プロフィール

朴景利  (パク キョンニ)  (

朴景利=著
1926年、慶尚南道統営市生まれ。
晋州高等女学校、ソウル家庭保育師範学校(世宗大学の前身)卒。
1955年に短編小説「計算」でデビュー、1957年に短編「不信時代」で 『現代文学』新人賞受賞。以後、次々と長編作品を発表し、各種文学賞を受 賞して実力派の作家としての地位を確かなものにすると同時に、韓国の女性作家の草分け的存在となった。
1969年から25年間にわたって書き継がれた大河小説『土地』は代表作であり、韓国現代文学における最も優れた作品の一つと評される。また「国民文学」として韓国で愛されてきたベストセラー小説でもある。
1994年に『土地』が完結した後も小説、詩、エッセイを書き続けた。晩年には環境問題に関心を深め、江原道原州の自宅菜園で有機栽培などしながら、意欲的に執筆を続けた。2008年没。享年81歳。

金正出  (キム ジョンチュル)  (監修

金正出=監修
1946年青森県生まれ。1970年北海道大学医学部卒業。
現在、美野里病院(茨城県小美玉市)院長。医療法人社団「正信会」理事長、社会福祉法人「青丘」理事長、青丘学院つくば中学校・高等学校理事長も務める。
訳書に『夢と挑戦』(彩流社)などがある。

吉川 凪  (ヨシカワ ナギ)  (

吉川凪=翻訳
仁荷大学に留学、博士課程修了。文学博士。
著書『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『京城のダダ、東京のダダ』、訳書『申庚林詩選集 ラクダに乗って』、『都市は何によってできているのか』、『アンダー、サンダー、テンダー』、『となりのヨンヒさん』、『広場』など。
キム・ヨンハ『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞。

清水 知佐子  (シミズ チサコ)  (

清水 知佐子=翻訳
和歌山生まれ。大阪外国語大学朝鮮語学科卒業。在学中に延世大学韓国語学堂に留学。読売新聞記者などを経て翻訳に携わる。訳書にイ・ギホ『原州通信』、呉貞姫『幼年の庭』、キム・ハナ、ファン・ソヌ『女ふたり、暮らしています。』など。シン・ソンミ『真夜中のちいさなようせい』で第69回産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞。

吉原育子  (ヨシハラ イクコ)  (

吉原育子=翻訳
新潟市生まれ。埼玉大学教育学部音楽科卒業。
ソウルの成均館大学などで韓国語を学ぶ。韓国文学翻訳院短期集中課程修了。
訳書に『亡き王女のためのパヴァーヌ』(クオン)、『楽器たちの図書館』(共訳、クオン)、『お母さん取扱説明書』(金の星社)、『私は男より預金通帳が好き』(草思社)、『サムスン式仕事の流儀』『私は妻との結婚を後悔している』(ともにサンマーク出版)、『立ち止まれば、見えてくるもの』(共訳、日本文芸社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。