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完全版 土地 朴景利(著) - クオン
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完全版 土地 (カンゼンバン トチ) 巻次:15

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発行:クオン
四六判
縦194mm 横132mm 厚さ29mm
528ページ
上製
価格 2,800円+税
ISBN
978-4-904855-55-3   COPY
ISBN 13
9784904855553   COPY
ISBN 10h
4-904855-55-8   COPY
ISBN 10
4904855558   COPY
出版者記号
904855   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年12月31日
書店発売日
登録日
2021年12月5日
最終更新日
2022年12月20日
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紹介

韓国における女性作家の草分け 朴景利による大河小説『土地』第四部完結!

全五部・20巻のうち第四部の完結編にあたる15巻では、満州事変、上海事変、盧溝橋事件そして日中戦争へと争いが拡大していく時期(1931年~1938年)の中国、韓国、日本を舞台に物語が進みます。

15巻 あらすじ
独立運動の資金を得るために寛洙が中心となって計画した晋州での強盗事件には、吉祥も陰で協力していた。平沙里の村人の間では、社会の変容から世代間に齟齬が生じ、家族が揺らいでいる。学校を追われて家出した寛洙の長男・栄光は、東京で進む道を模索していた。日本の傀儡政権・満州国が建国され、間島の独立運動に対する圧力も強まり、活動家たちは活路を探っている。
そんな中、一時は東京に滞在していた仁実がハルビンに姿を現した。彼女を捜し続けていた緒方次郎も、新京で職を得ていた。新京で自動車修理工場を経営する弘の元には、異父姉の任や密偵だった金頭洙が訪ねてきて、不気味な影のようにつきまとう。

目次

第四部 第四篇 仁実の居場所
三章 強盗事件
四章 葬式の日の夜 
五章 東京の仁実
六章 栄光の負傷
七章 永鎬の母の頼み 
八章 牛耳里で 
九章 満州事変 
十章 趙容夏の自殺 
十一章 養子の話 
十二章 姉と弟の再会 
十三章 良絃と李府使家

第四部 第五篇 悪霊
一章 自動車修理工場 
二章 東盛飯店で 
三章 仁実の変身 
四章 老婆になった任
五章 南京虐殺 
六章 日本人の時局観 
七章 旅立つ馬車

訳注 
訳者解説

著者プロフィール

朴景利  (パク キョンニ)  (

1926年、慶尚南道統営市生まれ。
晋州高等女学校、ソウル家庭保育師範学校(世宗大学の前身)卒。
1955年に短編小説「計算」でデビュー、1957年に短編「不信時代」で 『現代文学』新人賞受賞。以後、次々と長編作品を発表し、各種文学賞を受 賞して実力派の作家としての地位を確かなものにすると同時に、韓国の女性作家の草分け的存在となった。
1969年から25年間にわたって書き継がれた大河小説『土地』は代表作であり、韓国現代文学における最も優れた作品の一つと評される。また「国民文学」として韓国で愛されてきたベストセラー小説でもある。
1994年に『土地』が完結した後も小説、詩、エッセイを書き続けた。晩年には環境問題に関心を深め、江原道原州の自宅菜園で有機栽培などしながら、意欲的に執筆を続けた。2008年没。享年81歳。

金正出  (キム ジョンチュル)  (監修

監修:金正出
1946年青森県生まれ。1970年北海道大学医学部卒業。
現在、美野里病院(茨城県小美玉市)院長。医療法人社団「正信会」理事長、社会福祉法人「青丘」理事長、青丘学院つくば中学校・高等学校理事長も務める。
著書に『二つの国、二つの文化を生きる』(講談社ビーシー)、訳書に『夢と挑戦』(彩流社)などがある

清水知佐子  (シミズチサコ)  (翻訳

翻訳:清水知佐子
和歌山生まれ。大阪外国語大学朝鮮語学科卒業。在学中に延世大学韓国語学堂に留学。
読売新聞記者などを経て翻訳に携わる。訳書にイ・ギホ『原州通信』、イ・ミギョン『クモンカゲ 韓国の小さなよろず屋』、キム・ハナ、ファン・ソヌ『女ふたり、暮らしています。』、共訳に金賢珠ほか編『朝鮮の女性(1392-1945)─身体、言語、心性』、イ・ギホほか『韓国の小説家たち Ⅰ』など。

上記内容は本書刊行時のものです。