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完全版 土地 朴景利(著) - クオン
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完全版 土地 (カンゼンバン トチ) 巻次:05

文芸
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発行:クオン
四六判
縦194mm 横132mm 厚さ26mm
472ページ
上製
価格 2,800円+税
ISBN
978-4-904855-45-4   COPY
ISBN 13
9784904855454   COPY
ISBN 10h
4-904855-45-0   COPY
ISBN 10
4904855450   COPY
出版者記号
904855   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫僅少
初版年月日
2017年11月25日
書店発売日
登録日
2017年11月5日
最終更新日
2022年12月20日
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紹介

第二部に入った物語の舞台は朝鮮から豆満江を越えた満州の地、間島(カンド)だ。
趙俊九の支配から逃れて移住した西姫(ソヒ)は、この地で商売をする月仙の叔父・孔の助力を得て財を成していた。奪われた崔参判家の土地と財産を取り戻すことだけを考える西姫と、平沙里から同行してきた吉祥、龍らの間には微妙な距離が生まれる。幼い頃から続く李相鉉との愛憎も、西姫にとっては自らを奮い立たせる力の源となった。利己的な愛ゆえに孤独感にさいなまれる西姫は結婚相手を決めようとしていたが、それすらもまた、自分の目指すところに向かうための手段でしかないのか。

目次

第二部 第一篇 北国の風雨
一章 火災
二章 会英楼で
三章 教師の宋章煥
四章 夢
五章 寡婦
六章 黒いトゥルマギの男
七章 引っ越し
八章 走狗と売春婦
九章 新築工事
十章 廷晧の質問
十一章 夜の雨
十二章 小鳥の死
十三章 法会
十四章 過ぎたこと
十五章 帰郷
十六章 火を吹く夏の夜のチョウ
十七章 孔老人の良識

第二部 第二篇 夢の中の帰馬洞
一章 蛇は殺さねば
二章 南道の男
三章 砂ぼこり
四章 海辺で
五章 任の母の作戦
六章 情を断って行こうと
七章 労働者たち

訳注
イラスト図版
第一部のあらすじ、登場人物
平沙里の地図
訳者解説

前書きなど

十九歳になった西姫は崔参判家の奪還を誓い異郷で奮闘する
間島に舞台を移し物語は新局面に入る

著者プロフィール

朴景利  (パクキョンニ)  (

1926年、慶尚南道統営市生まれ。
晋州高等女学校、ソウル家庭保育師範学校(世宗大学の前身)卒。
1955年に短編小説「計算」でデビュー、1957年に短編「不信時代」で 『現代文学』新人賞受賞。以後、次々と長編作品を発表し、各種文学賞を受 賞して実力派の作家としての地位を確かなものにすると同時に、韓国の女性作家の草分け的存在となった。
1969年から25年間にわたって書き継がれた大河小説『土地』は代表作であり、韓国現代文学における最も優れた作品の一つと評される。また「国民文学」として韓国で愛されてきたベストセラー小説でもある。
1994年に『土地』が完結した後も小説、詩、エッセイを書き続けた。晩年には環境問題に関心を深め、江原道原州の自宅菜園で有機栽培などしながら、意欲的に執筆を続けた。2008年没。享年81歳。

金 正出  (キム ジョンチュル)  (監修

1946年青森県生まれ。1970年北海道大学医学部卒業。
現在、美野里病院(茨城県小美玉市)院長。医療法人社団「正信会」理事長、社会福祉法人「青丘」理事長、青丘学院つくば中学校・高等学校理事長も務める。
訳書に『夢と挑戦』(彩流社)などがある。

清水 知佐子  (シミズ チサコ)  (

和歌山県生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学)朝鮮語学科卒業。在学中に延世大学韓国語学堂に留学。
読売新聞大阪本社に勤務した後、ライターとして活動。共訳に『朝鮮の女(1392-1945)―身体、言語、心性』、『銭の戦争』。

上記内容は本書刊行時のものです。