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日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人
- 初版年月日
- 2020年7月25日
- 書店発売日
- 2020年7月28日
- 登録日
- 2020年6月4日
- 最終更新日
- 2020年7月28日
紹介
戦後75年、2020年夏公開のドキュメンタリー映画
「日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人」の
公式ガイドブック。
フィリピンと中国、歴史的経緯は似ているのに、
全く異なる戦後を歩んできた2つの国の残留日本人を描きながら
75年前の戦争によってダメージを受けた人たちの
今を映し出した話題作。
本書は、同作プロデューサーで弁護士の河合弘之氏や
本作が長編デビューとなる小原浩靖監督のインタビューほか
国賠訴訟を率いた中国残留孤児女性のインタビュー、
今も無国籍状態に放置されているフィリピン残留日本人の救済を訴え、
来日した代表メンバーたちの座談会、関連年表や現地ルポまで掲載。
映画をさらに深く味わうための必読書であり、
フィリピンと中国の残留孤児の実相をつかむ入門書としても最適。
目次
「ぼくを突き動かすもの」製作プロデューサー:河合弘之
「8歳の時に知った自分の出自」中国残留孤児:池田澄江
寄稿:篠原勝之
「ビビビッと電気が走った瞬間」監督:小原浩靖
「Hard Times Come Again No More」
「日本人として死にたいのです」フィリピン残留日本人座談会
「同胞に責任を果たす最後の機会」PNLSC事務局長:猪俣典弘
寄稿:なかにし礼
「せめて人生の最期は幸せでいて」一笑苑:三上貴世
「出会って、関わって、考えた」
大久保真紀/小野寺利孝/安原幸彦/大野俊
高野敏子/石井恭子/田近陽子
エミリー・ビリョネス/アナマリー・フランコ
「あれから四半世紀」 ルポ:大友麻子
「作品STORY」完全再録
「移民元年から150余年」年表と用語解説
「あとがき」河合弘之/小原浩靖
版元から一言
中国残留孤児とフィリピン残留日本人、2つの国の残留者を横断的に取り上げた画期的な一冊。
映画「日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人」の公式ブックである。
当事者たちの肉声や映画製作者の意図、歴史年表など、残留日本人問題を総合的に捉えるのに最適。
上記内容は本書刊行時のものです。