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大神宮の森へ 2 安房大神宮の森コモンプロジェクト(編) - 羽鳥書店
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大神宮の森へ 2 (ダイジングウノモリヘ ニ)

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発行:羽鳥書店
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ10mm
重さ 216g
160ページ
並製
定価 1,800 円+税   1,980 円(税込)
ISBN
978-4-904702-95-6   COPY
ISBN 13
9784904702956   COPY
ISBN 10h
4-904702-95-6   COPY
ISBN 10
4904702956   COPY
出版者記号
904702   COPY
Cコード
C0051  
0:一般 0:単行本 51:土木
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年6月25日
書店発売日
登録日
2026年5月25日
最終更新日
2026年7月5日
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紹介

土地に根ざした暮らしのための雑誌
[2026年春夏]第2号(年2回発行)

房総半島最南端にある約55haの「安房大神宮の森」を整備再生する活動の紹介を柱とし、さまざまな分野の執筆者による多彩な文章を収録。古の人の営みの知恵を知り、森や海、土や木や水とともに生きる面白さを発掘する。
一般社団法人地球守・有機土木協会(代表理事・高田宏臣)の広報誌も兼ね、地域の環境上の要となる場所(コモンズ)の守り方や、継いでいくために大事な「土中環境」の視点と、具体的な方法である「有機土木」も紹介する。

*売上の一部は安房大神宮の森コモンプロジェクトの活動支援に充てられます。

目次

安房大神宮の森へ
 [安房大神宮の森コモンプロジェクトの歩み2]
 房総半島最南端の森──境界尾根の潤いを守る……高田宏臣
 毛むくじゃらの同居人たちに関して思うこと
  ……大平渓子(高田造園設計事務所元スタッフ)
 [コラム]縄文小屋の葺き替え……編集人
 館山・沖ノ島の森の再生活動──台風から学んだこと
  ……竹内聖一(NPO法人たてやま・海辺の鑑定団代表)
 館山まるごと博物館2 木造校舎をコモンとして未来へ
  ……池田恵美子(NPO法人安房文化遺産フォーラム共同代表)

焚き火をかこんで
 アニの言葉……ミロコマチコ(画家)
 [ことばの森2]もっこり……佐藤良明(翻訳家・エッセイスト)
 リングワンデルング Ringwanderung……鴻池朋子(アーティスト)
 森と……養老孟司(解剖学)

生きものとしての土木
 イヤシロチと無機土木……草野慎一(JFE 建材(株)特別顧問)
 礫を活用した河川環境改善について……安田陽一(水工水理学)
 [コラム]江戸時代の土木技術……編集人
 惑星的ケアと有機土木──「レンマ的知性」について……中島岳志(政治学)
 コモンズと有機土木──安房大神宮の森から等々力渓谷まで……高田宏臣×中島岳志

書を捨てよ森にゆこう
 [書物からの引用アンソロジー]
 山の景色、庭の音色

半島の海街から
 海とコーヒー……込山敏郎(サンドカフェ店主)
 [房州に根ざして枝葉を伸ばす2]
 「きすがうら」のこと──「近所別荘」の思い出……前田宣明(北条文庫店主)
 [コラム]房州のヒト・コト・モノ2 板子乗り……前田宣明
 越冬ミツバチと養蜂家たちの風景……編集人

前書きなど

 太平洋に張り出した千葉県の房総半島最南端、安房国一の宮である安房神社の周辺は古くは大神宮村と呼び、そして今でも館山市大神宮という地名で呼ばれています。2023年末、大神宮の約55ヘクタールの山域を、私は仲間とともに融資を受けて取得しました。奇跡的に一人の所有者によって守られてきた土地が手放され、誰の手にわたるか知れない状態だったのです。大神宮一帯は起伏豊かな森に覆われており、この山域を私たちはいつしか「安房大神宮の森」と呼ぶようになりました。
 安房大神宮の森はもともとは安房神社の御神域です。この森は、地域の大切な水源であり、川や海にいたる豊かさの源であり、安房神社に関係する方々を起源として、子孫代々が暮らし、守ってきた山域でした。近年は人の手が入らず台風で荒れたままの状態でしたが、数千年にわたる営みは、山中に埋もれた古道や水路堀や田畑の痕跡、土葬墓跡などから推しはかることができます。
 豊かな命の営みを支え続けてきた大神宮の森を守り、未来につなぎたい。そんな思いでこの広大な土地を購入しました。「購入」したと言えども、私たちにはこの土地を「自分たちのものとして所有する」という考えは全くありません。「いっときだけ預かり、育み、そして未来に手渡す」ために、土地取得と同時にこうした環境上大切な地を守りつなぐための新たなコモンの仕組みを模索するべく、「安房大神宮の森コモンプロジェクト」を立ち上げました。(...)
──「有機土木と「安房大神宮の森コモンプロジェクト」」(高田宏臣/一般社団法人 地球守・有機土木協会代表理事)

版元から一言

本書は以下の5つの章より構成しています。
安房大神宮の森の整備活動のことや古の暮らしの名残や技の発見、森の未来像を長期的に紹介する「安房大神宮の森へ」、森を介してさまざまな人と場所とをつないでいく「焚き火をかこんで」、土中環境の視点と有機土木の活動とそこから広がる多様なテーマを伝える「生きものとしての土木」、土中環境の視点を通して目に留まった書物から文章を紹介する「書を捨てよ森へゆこう」、房総半島南端の人々の声を聞く「半島の海街から」。

著者プロフィール

安房大神宮の森コモンプロジェクト  (アワダイジングウノモリコモンプロジェクト)  (編)

房総半島最南端に位置する55haの「安房大神宮の森」を整備し再生する活動を進めるプロジェクト(2024年発足)。森をコモンズ(共有財産)として未来につないでいくことを目的としている。土中環境の視点から自然を傷めない伝統的な工法を使う「有機土木」を提唱し実践する高田宏臣(一般社団法人地球守・有機土木協会代表理事)が主宰をつとめ、協会や高田造園設計事務所のスタッフをはじめ、地域の内外から多くの協力者が参加し、推進している。サポーターの一員である羽鳥書店編集部の矢吹有鼓が雑誌編集人を担当。

高田宏臣(たかだ ひろおみ)
一般社団法人地球守・有機土木協会代表理事
安房大神宮の森コモンプロジェクト主宰
1969年千葉生まれ。東京農工大学農学部林学科卒業。「土中環境」の健全化、水と空気の健全な循環の視点から、環境改善・再生の手法を指導する。大地の通気浸透性に配慮した伝統的な暮らしの知恵や土木造作を基に「有機土木」の実践と普及活動に従事し、災害復旧や里山・都市緑地の再生、行政とも連携し、幅広く活動している。
著書に、『これからの雑木の庭』、『土中環境──忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技』、『よく分かる土中環境』、『未来が変わる! 土中環境と有機土木』など。

上記内容は本書刊行時のものです。