版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
はじめよう!音楽リハビリテーション 長倉 裕二(著) - あおぞら音楽社
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
地方小     ト・日・他     書店
直接取引:なし
返品の考え方: 返品受付けます。「北島」了解と記してください

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

はじめよう!音楽リハビリテーション (ハジメヨウ オンガクリハビリテーション) 3大機能のための50の音楽ゲーム集 (サンダイキノウノタメノゴジュウノオンガクゲームシュウ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
B5判
縦257mm 横182mm 厚さ11mm
重さ 410g
154ページ
価格 2,100円+税
ISBN
978-4-904437-17-9   COPY
ISBN 13
9784904437179   COPY
ISBN 10h
4-904437-17-9   COPY
ISBN 10
4904437179   COPY
出版者記号
904437   COPY
Cコード
C3073  
3:専門 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年9月25日
書店発売日
登録日
2019年12月3日
最終更新日
2019年12月4日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

つらいリハビリを楽しくする! 
音楽を使ってゲーム形式にした初めての機能訓練集です!

「運動」・「言語」・「認知」の3大機能の維持・向上をめざします。
リハビリテーション専門家による各ゲームの考案と目的・評価法により、現場ですぐ使えるものになっています。対象によって「難易度のアレンジ」ができます。
最大の特徴は、50種類のリハビリ・ゲームのどれもが、クスっと笑えるユーモラスな仕掛けがあることです。

目次

本書で扱う50 の音楽リハビリ・ゲームの「目的」一覧
音楽と人間~音楽刺激の「入力」と「出力」が身体に与える影響…長倉裕二
はじめに~機能の維持・向上をめざす「音楽リハビリテーション」の提案…大塚裕一

Part A「音楽リハビリの対象」
1.音楽とリハビリテーション
   音楽リハビリとは  音楽の働き  音楽リハビリの対象と適応
2.音楽リハビリの対象となる機能障害と評価方法
   さまざまな機能障害に対する音楽リハビリ

* 身体(運動)機能に対する音楽リハビリ
* 高次脳機能(認知機能・言語機能)に対する音楽リハビリ

対象となる機能障害
 「介護予防」と身体の機能維持  高齢者の主な機能変化
各種機能障害に対する簡易評価

* 身体(運動)機能面…筋力・筋持久力・関節可動域・運動失調の評価
* 言語機能面…構音障害の評価・失語症の評価
* 認知機能面…記憶障害 失行・失認 注意障害 遂行機能

評価表記入例
 1 簡易 運動機能評価表  2 簡易 言語機能評価表  3 簡易 認知機能評価表

Part B「音楽リハビリの基礎」
1.音楽リハビリに必要な音楽理論
   1.楽譜の知識   2.実践の知識
2.音楽リハビリに必要な実践技術
  ソルフェージュ、作曲・編曲、伴奏技術、発声と歌唱技術、音響機器操作技術

Part C「音楽リハビリの実際」
1.音楽リハビリの流れ  リハビリの依頼から終了まで
    1)面接・評価  2)問題点の抽出  3)目標の設定
    4)プログラム立案  5)音楽リハビリの実際  6)再評価
2.各機能障害別 音楽リハビリの実際

(1)運動機能編 (右はゲームでの使用楽曲)
1. あいうえたたき (赤とんぼ)
2. さいたちった! (バラが咲いた)
3. まわしてふんで (むすんでひらいて)
4. カンカンボールまわし (銀座カンカン娘)
5. さかさ旗揚げ (ああ人生に涙あり)
6. 360 度のボール (三百六十五歩のマーチ)
7. 二人の腕は若い (二人は若い)
8. いっぽんな~ら? (いっぽんでもにんじん)
9. となりで膝あげ (むすんでひらいて)
10. 交互立ち (夕焼け小焼け)
11. 背中伝達 ~リズム編 (オリジナル)
12. チェンジ手足 (オリジナル)
13. 故郷タッチ (故郷)
14. マラカスやぎさん (山羊さんゆうびん)
15. ジェンカせんか? (ジェンカ「レット・キス」)

(2)言語機能編
16. 森のカテゴリー (森のくまさん)
17. 知床体操 (知床旅情)
18. かえるのフー (かえるの合唱)
19. 故郷のばし (故郷)
20. ベロ記憶 (オリジナル)
21. あいうの歌 (ドレミのうた)
22. こだまなかま (二人は若い)
23. 名詞チョイス (七つの子)
24. トントン語想起 (オリジナル)
25. 歌かんじ (雨降り)

(3)認知機能編
26. いろんな太鼓みつけた (ちいさい秋みつけた)
27. ドレミの鳴子 (ドレミの歌)
28. たしひきソング (オリジナル)
29. ウルトラドン (リンゴの唄、青い山脈、黄色いサクランボ、とんがり帽子)
30. こんにちは楽器 (こんにちは赤ちゃん)
31. タダぬきのワルツ (星影のワルツ)
32. 幸せならたしざん (しあわせなら手をたたこう)
33. リレー語想起 (瀬戸の花嫁)
34. 上を向いて… (上を向いて歩こう)
35. 対(ペア)たたき (ブルー・シャトウ)
36. 桃太郎リレー (桃太郎)
37. 色違いチューリップ (チューリップ)
38. 踊るクマさん (森のくまさん)
39. トントン数字カップル (オリジナル)
40. リズム・ポーズ (オリジナル)
41. リズム・ジェスチャー (ぶんぶんぶん)
42. 絵ドレミ記憶 (ドレミの歌)
43. 目かくし缶缶 (春の小川、ふじの山)
44. シャボン玉計算 (しゃぼん玉)
45. 数字でシェイク (四季の歌)
46. 落・回・飛・止 (夢想歌)
47. さかさまあいさつ (世界の国からこんにちは)
48. かがし (七つの子)
49. 5 文字歌リレー (春の小川)
50. 交互うた (証誠寺の狸囃子、かたつむり)

おわりに~「音楽の力をふんだんに取り入れて」宮本恵美
参考文献リスト

前書きなど

音楽リハビリテーションは「音楽療法士も含めたさまざまな多職種が、対象者の心身の問題点を抽出し、その機能の維持・向上を目的としたリハビリテーションの一技法」です。
音楽を用いるリハビリは、きちんと目標が設定されれば、アイデア次第ではその対象をさらに多様で広範な範囲に広げることができます。そこで今回は、精神科領域を対象とするのではない、さまざまな機能の維持・向上を目的としたリハビリテーション的視点による音楽活用のリハビリ手引書を作成してみました。

本書の核は、高齢者の認知症予防や脳血管障害者の機能回復等のリハビリの視点に立ち、加齢や障害から導かれた問題点とリハビリの目的を意識した点です

①音楽療法士やリハビリ専門職が実施するだけではなく、介護職員やレクリエーションワーカー等の多職種の人々が実施することも想定し、簡単にできる「評価方法」を紹介した。

②障害や予防の視点から「運動機能」、「言語機能」、「認知機能」の3大機能に分類し、それぞれに対応する音楽リハビリの具体的手法を、イラストと楽譜を用いてわかりやすく紹介した。
以上の2点が新しい特長と言えます。

著者プロフィール

長倉 裕二  (ナガクラ ユウジ)  (

理学療法士、熊本保健科学大学 保健科学部リハビリテーション学科長、教授。
日神戸大学大学院医学系研究科保健学専攻博士課程後期修了。保健学博士。専門理学療法士(骨関節・生活環境支援)として、医療現場のリハビリテーションに携わる。専門・研究分野は義肢装具学。ベトナムの結合双生児であったグエン・ドクさんのリハビリや、阪神淡路大震災、JR 福知山線脱線事故の被害者など多くの障害者の支援に寄与する。2013 年より現職。日本理学療法士学会診療ガイドライン委員、日本義肢装具学会評議員理事、日本身障スポーツ学会理事などを務める。
主な著書・論文に、『運動療法学・各論第3版』(医学書院)、『義肢装具学テキスト』(南江堂)、『義肢学第2版』(医歯薬出版)、『理学療法フィールドノート運動器』(南江堂)、『臨床実習とケーススタディ』(医学書院)など。平成19 年度日本肢装具学会飯田賞奨励賞を受賞。
楽器はエレキ、フォーク、ベースを使い、フォーク、ロックを中心に演奏。耳コピーが趣味。

大塚裕一  (オオツカ ユウイチ)  (

言語聴覚士、日本音楽療法学会認定音楽療法士、介護支援専門員。
熊本保健科学大学 保健科学部リハビリテーション学科准教授。
熊本県立大学大学院文学研究科博士前期課程( 日本語日本文学専攻) を修了。
1996 年より熊本市の菊南病院リハビリテーション部言語療法科において、失語症、構音障害、認知症、嚥下障害の機能訓練の中で音楽を用いたリハビリを継続中。2012 年より現職。一般社団法人熊本県言語聴覚士会事務局長、くまもと言語聴覚研究会代表。
主な研究テーマは、認知神経心理学的視点からの失語症症状分析、失語症患者への神経学的音楽療法の有効性など。病院勤務時代から臨床において音楽(ギター担当)を用いたさまざまなリハビリを継続し、理論的構築を進めている。
主な著書に『失語症Q&A』(新興医学出版)、『絵でわかる失語症の症状と訓練』、『遊びリテーションのプロになる~高次脳機能障害編』、『同~認知症予防編』(宮本恵美と共著、医学と看護社)、『摂食・嚥下障害のグループゲーム集』(宮本恵美と共著、金原出版)、『音楽療法士のための医療用語ハンドブック』(あおぞら音楽社)など。

宮本恵美  (ミヤモト メグミ)  (

言語聴覚士、介護支援専門員、保育士。
熊本保健科学大学 保健科学部リハビリテーション学科 専任講師。
熊本県立大学大学院文学研究科博士前期課程を修了。日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士、認定言語聴覚士(摂食・嚥下分野)。1997 年より熊本市の菊南病院に勤務後、2011 年より現職。一般社団法人熊本県言語聴覚士会副会長、くまもと言語聴覚研究会副代表。
主な著書に『なるほど!失語症の評価と治療』、『口の体操グループゲーム集~構音障害を中心に~』(大塚裕一と共著、金原出版)、『絵でわかる失語症の症状と訓練』、『遊びリテーションのプロになる~高次脳機能障害編』、『同~認知症予防編』(大塚裕一と共著、医学と看護社)などがある。
音楽(キーボード担当)を用いた多彩なリハビリ技法を考案し実践している。

上記内容は本書刊行時のものです。