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音楽療法で使う 即興・伴奏・作曲 菅田文子(著/文) - あおぞら音楽社
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詳細画像 0

音楽療法で使う 即興・伴奏・作曲 初心者のための30日間マスター! 独習用CD付

A4判
縦297mm 横210mm 厚さ8mm
重さ 450g
112ページ
並製
定価 1,900円+税
ISBN
978-4-904437-14-8
Cコード
C3073
専門 単行本 音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年9月
書店発売日
登録日
2014年5月23日
最終更新日
2015年6月2日
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紹介

音楽療法を実践する場合、既成の楽譜に書かれていないことを音にする技術が必要となります。
それが「即興」と「伴奏」と「作曲」です。
この技術を、初心者のために手ほどきし、30日で身につけられるようにしたのが、このワーク集です。
独習用のCDを付けました。

本書でできるようにする6つの目標です。
これらの力を身につけます
1. 自分が覚えているメロディーは、楽譜がなくても弾けるようになること
2. 自分が歌えるメロディーに伴奏がつけられること
3. 体操や手遊びにオリジナルの伴奏をつけること
4. 基本拍を促す伴奏ができること
5. 音楽療法の活動にそった作曲ができること
6. 対象者の作った詞に曲をつけること

本書の特徴です。
・「1人でできる課題」と「2人でペアになって行う課題」に分かれています
・「さぐり弾き課題」と「コード付け課題」をくり返し学習します。
・さまざまな即興や慣用的な表現を身につけ、対象者を支え、その動きを促すことができるよう学習します。
・目的を持った作曲やアレンジの方法を身につけます。
・参考演奏が多数収録されてる付録の70分CDで、独習ができます。

目次

●はじめに――楽譜に書かれていないことを演奏するのが音楽療法士

●1日目: 対象者に合わせるための練習曲 (1)
1) 対象者を見ながら演奏
2) 対象者に合わせるための練習「かえるの合唱」
3) 対象者に合わせて歌うための練習「春が来た」
4) 1度と5度のベルを使って歌う歌を考える
5) さぐり弾き課題(1)「森のくまさん」
●2日目: 対象者に合わせるための練習曲 (2)
1) 対象者に合わせるための練習「春が来た」
2) 1度と5度のベルを使って歌う歌を考える「荒城の月」「赤いくつ」
3) さぐり弾き課題(2)「ドラえもんのうた」
●3日目: ペンタトニック 自由に即興演奏をするための練習
1) 自由に即興演奏をする練習 F♯ペンタトニックを使って
2) ペンタトニックの即興演奏を1分間続ける
3) ペンタトニックを使った作曲
4) さぐり弾き課題 (3) 「大きな栗の木の下で」
●4日目: さまざまなペンタトニック
1) ペンタトニックの歌を演奏する かごめかごめ・うさぎ・鳩・島唄
2) ペンタトニックのさぐり弾き課題 (4) 「通りゃんせ」 「あんたがたどこさ」
3) ペンタトニックが使われている曲を思い出して弾く
●5日目: 主要三和音の伴奏づけ (長調)
1) 主要な調のI-IV-V
2) 和音記号で書かれた譜面を複数の調で演奏する「うみ」
●6日目: 主要三和音の伴奏づけ (短調)
1) 主要な調のI-IV-V
2) 和音記号で書かれた譜面を複数の調で演奏「四季の歌」
●7日目: 主要三和音の即興的な使い方
1) 主要三和音で一緒に演奏を終わる練習(key=C)
2) 主要三和音で一緒に演奏を終わる練習「日の丸の旗」
3) 既成曲で一緒に演奏を終わる練習(さぐり弾き課題(5) 「きらきら星」「お正月」
●8日目: 主要三和音で一緒に演奏を終わる練習 (key=F♯)
1) 黒鍵を使った伴奏の練習「ぞうさん」「即興的伴奏」
2) アレンジした伴奏「夕焼け小焼け」
●9日目: 基本拍を促す伴奏 (1) 既成曲の基本拍
1) 基本拍を促す伴奏にアレンジ「さんぽ」
2) 基本拍を促す伴奏にアレンジ「幸せなら手をたたこう」
3) 基本拍を促す伴奏に既成曲をアレンジ
4) さぐり弾き課題 (6) 「子ぎつね」
●10日目: 基本拍を促す伴奏 (2) 太鼓とピアノの即興
1) 太鼓とピアノの即興練習
2) 太鼓とピアノの即興・作曲
3) コード付け課題 (1) 「宇宙戦艦ヤマト」
●11日目: 基本拍を促す伴奏 (3) 太鼓とピアノの即興、応用
1) 太鼓とピアノの即興、応用練習
2) 太鼓とピアノの即興・作曲
3) コード付け課題 (2) 「勇気りんりん」
●12日目: 基本拍を促す伴奏 (4) 太鼓とピアノのテンポ変化
1) 太鼓とピアノのテンポ変化
2) 太鼓とピアノの即興・作曲
3) コード付け課題 (3) 「鉄道唱歌」
●13日目: 基本拍を促す伴奏 (5) 太鼓、シンバルとピアノの即興課題
1) 太鼓・シンバル・ピアノの即興課題
2) コード付け課題 (4) 「あたしンちエンディング」(威風堂々)
3) さぐり弾き課題 (7) 「サザエさん」
●14日目: さまざまな伴奏パターンを学ぶ (1) 民謡
1) 民謡の伴奏パターン「ソーラン節」
2) 民謡の伴奏パターンの作成
3) さぐり弾き課題 (8) 「翼をください」
●15日目: さまざまな伴奏パターンを学ぶ (2) 軍歌
1) 軍歌の伴奏パターン「戦友」
2) 軍歌の伴奏パターンの作成
3) さぐり弾き課題 (9) 「ハッピーバースデー」
●16日目: さまざまな伴奏パターンを学ぶ (3) 演歌
1) 演歌の伴奏パターン「長良川艶歌」
2) 演歌の伴奏パターンの作成
3) 演歌の伴奏パターン「星影のワルツ」
●17日目: 目的に合わせて作曲する (1) リラックス体操の伴奏
1) リラックス体操(ストレッチ)の伴奏を作曲する
2) さぐり弾き課題 (10) 「エーデルワイス」
●18日目: 目的に合わせて作曲する (2) タオル体操の伴奏
1) タオル体操の伴奏を作曲する
2) コード付け課題 (5) 「仮面ライダー」
●19日目: 目的に合わせて作曲する (3) 嚥下体操の伴奏
1) 嚥下体操の伴奏を作曲する
2) さぐり弾き課題 (11) 「アルプス一万尺」
●20日目: 目的に合わせて作曲する (4) 「待つ」ための曲を作る
1)「待つ」ための曲を演奏する
2)「待つ」ための曲を作る
3) コード付け課題 (6) 「鉄腕アトム」
●21日目: 目的に合わせて作曲する (5) 動きを促す音楽の作曲
1) 動きを促す音楽の作曲(単音楽器を用いて)
2) さぐり弾き課題 (12) 「手のひらを太陽に」
3)「順番を待つ」ための音楽
●22日目: 目的に合わせて作曲する (6) 気持ちを表す音楽の作曲
1) 気持ちを表す音楽の作曲
2) さぐり弾き課題 (13) 「ジングルベル」
●23日目: 目的に合わせて作曲する (7) 言葉や詩に曲をつける
1) 言葉や詩に曲をつける 11例
●24日目: 1音のためのアレンジ
1) 1音のためのアレンジ「世界に一つだけの花」
2) 1音のためのアレンジ「大きな古時計」
3) 既成曲を用いた1音のためのアレンジ
●25日目: 1音のための作曲
1) 1音のための作曲の練習
2) 1音のための作曲の練習
3) コード付け課題 (7) 「月の沙漠」
●26日目: モード(旋法)と慣用的な表現 (1) ドリアンのスケール
1) ドリアンの練習 (1) 和音
2) ドリアンの練習 (2) スケール
3) コード付け課題 (8) 「燃えよドラゴンズ」球場合唱編(2008)
●27日目: モード(旋法)と慣用的な表現 (2) リディアン、中近東のスケール
1) リディアンの練習「タマラカスのうた」
2) 中近東音階の練習
3) 中近東音階の即興
4) コード付け課題 (9) 「WORLD FOOTBALL ANTHEM」(FIFA讃歌)
●28日目: モード(旋法)と慣用的な表現 (3) スペイン風音階
1) スペイン風音階の練習
2) スペイン風音階の即興
3) コード付け課題(10) 「ゲゲゲの鬼太郎」
●29日目: モード(旋法)と慣用的な表現 (4) 民謡音階の即興
1 )民謡音階の即興「こきりこ節」
2) さぐり弾き課題(14)「赤鼻のトナカイ」
●30日目: 臨床における応用
1) 対象者の変化に即応し、対象者の反応を記憶する
●音楽療法で使う「作曲」を始めるにあたって
●指導者の方へ――本書の活用ガイド
●[付録CD]収録内容リスト

前書きなど

 楽譜をそのまま弾くことは、音楽教育を受けた人ならだれでもできますが、障害や病気を持つ人の気持ちや状態に合わせて演奏する即興や作曲は、音楽療法士でなければできません。

 音楽療法で用いられる即興演奏は、ふつうの即興演奏とは違います。ジャズのアドリブやクラシック音楽でも、即興演奏は行われますが、この場合は当然のことながら、演奏をどのように変化させ、展開させるかは、すべて演奏者の感性と技術の表現として扱われます。
 それに対して、音楽療法で用いる即興は、対象者のために行うものです。音楽療法士の表現ではなく、対象者の反応や表現を引き出すための演奏であると言い換えて良いでしょう。これを「臨床即興」と呼びます。
 
 それには、単に指が動くとか多くのコードを知っているといった表面的な技術や自分の内面の感情表現だけではなく、相手の動きや表情を見て、さらに相手の出す音から相手の状態を感知し自分の演奏をコントロールするという、外に開かれた意識をもって演奏しなければなりません。

版元から一言

現場で即興的な演奏と対応ができることを目指す音楽療法士養成の現場で、テキストとして使われています。

著者プロフィール

菅田文子  (スガタアヤコ)  (著/文

日本音楽療法学会認定音楽療法士
大垣女子短期大学音楽総合科音楽療法コース准教授

 大阪府出身。ジャズピアノを市川 修氏に師事。ヤマハポピュラーミュージックスクール講師として音楽指導に携わるかたわら、ライブミュージシャンとして活動する。
アメリカ(ニューヨーク) のモロイカレッジ音楽療法科を卒業。アメリカ音楽療法協会認定音楽療法士を得て帰国。
岐阜県音楽療法研究所に研究員として勤務した後、2003年より大垣女子短期大学音楽総合科の音楽療法コース専任講師。岐阜大学大学院で発達心理学を研究、修士号を取得。広島大学大学院博士課程後期に在籍。主として広汎性発達障害児者を対象とした臨床活動を継続し、臨床的即興が治療的にはたらく仕組みについて研究している。2010 年4月より現職。岐阜保健短期大学非常勤講師。
 日本音楽療法学会認定音楽療法士、同学会評議員。全国音楽療法士養成協議会の音楽療法・音楽教育充実向上委員。作編曲家としてCM 音楽や環境音楽の作曲およびアレンジ活動のかたわら、シンガーの伴奏などライブ活動も積極的に行っている。
 著書に『音楽療法ワークブック 相手を活かす即興と伴奏』、『弾き語りキーボードセッション(1)音楽療法の必須100 曲・高齢者編』、『同(2)子ども編』、『同(3)おとな編』(共にあおぞら音楽社刊)。

追記

本書は『音楽療法ワークブック 相手を活かす即興と伴奏 -役立つパターンと10の課題集』[2008年刊]に大幅な加筆をほどこし、複数の課題を追加して30日間でマスターできる課題練習帳として全面改訂したものです。

上記内容は本書刊行時のものです。