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懐メロで歌って踊ろう わくわく12ヵ月 車イス対応(CD付) part2
若い介護職員のための
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2013年4月
- 書店発売日
- 2013年4月10日
- 登録日
- 2014年5月27日
- 最終更新日
- 2015年6月5日
紹介
2006年に刊行し、デイや施設、介護予防イベントでご活用いただき好評を博した
『懐メロで歌って踊ろうわくわく12ヵ月』の第2弾です。
「懐メロ」は、戦前・戦中・戦後の「昭和」を生きてこられた高齢者の方々の「文化」
そして「心」を感じ取る時の大切なツールの一つです。
デイや施設など高齢者現場では今や必須の懐メロですが、若い介護職員さんにはなじみがありません。
そこで今回の『part 2』では、
原曲の曲調を感じられるように新たに人気12曲の音源を制作し、付録CDとしました。
イントロ・歌・かけ声入りのCD演奏を聴きながら、誰でも踊れます。
内容も「リハビリ・ポイント」をふまえた「自然に身体が動いてしまう楽しい踊り」、
「導入トーク」、「挿入トーク」、「参加者の方々を集中させるスキル」、「その気にさせる演出」など
実用情報を厳選して載せました。
巻末の明治~昭和120年間の「懐メロ年表世相史」(社会のできごと・文化の推移と流行した歌の対照年表)は、
場を盛り上げる話題と選曲のヒントとして活用できます。
●本書の特長
・付録CDを活用して、施設で、地域で、家庭で、どこでも誰でも使えます。
・高齢者の人気曲です。踊りは、自然に覚え、思わず笑いがこぼれるユニークな振付です。
・機能改善とリハビリをふまえた動作を取り入れてあります。
・場を盛り上げる具体的なヒント付き(トーク例、演出、衣装・小物、集中させるコツ)。
・若い介護者に向け、明治~昭和120年間のできごとと社会・文化を一望できる対照年表「懐メロ世相史」。
目次
●はじめに 「これからの高齢者の方々がますます輝くために」 ~歌と踊りでサポートしていきましょう
●本書・CD(イントロ・歌・かけ声入り)の特長と使い方
●高齢者施設の現場から――機能訓練室、デイルームで
●踊りについて(監修より) 実施にあたっての注意点―――楽しみながら機能改善
【1月】「花笠音頭」…めでたい松と若返りの紅花で
演出ワンポイント[紙皿で花笠を・衣装と小物でお祭り気分]
歌おう(にぎやかに、景気よく)/ 踊ろう(紙笠踊り)
【2月】「上を向いて歩こう」…ボンボン振って復興を応援
演出ワンポイント[衣装と手作りボンボンでチアガール]
歌おう(スウィングしながら)/ 踊ろう(チアガール風)
【3月】 「高校三年生」…やってみたかった「応援団」!
演出ワンポイント[学生帽とセーラー服の簡単手作り]
歌おう(甘いせつなさを行進曲にのせて)/ 踊ろう(フォークダンス風)
【4月】 「好きになった人」…お嫁なんかにゃ行かずバランス訓練
演出ワンポイント[ハンカチまたはスカーフ振って]
歌おう(パンチをきかせて軽快に)/ 踊ろう(ラインダンス風)
【5月】 「街のサンドイッチマン」…泣き虫だからお道化てる
演出ワンポイント[ロイドめがね・帽子に蝶ネクタイで]
歌おう(ピエロの泣き笑顔をイメージして)/ 踊ろう(パントマイム風)
【6月】 「旅の夜風」…ゴム1本で花も嵐もドラマチックに
演出ワンポイント[ゴムバンドに昭和のナース帽]
歌おう(軽やかに 清楚に)/ 踊ろう(ゴム・ダンス風)
【7月】 「うみ」…エア・スイミングで決めてみる
演出ワンポイント[水泳帽にゴーグル、海の背景]
歌おう(おおらかに波に身をゆだねて)/ 踊ろう(水泳メドレー)
●コラム…選曲のヒント「日本の海の歌」「代表的な民謡」「高齢者の青春時代とは」
【8月】 「ソーラン節」…船こげば波の中からニシン来る
演出ワンポイント[紙皿、大漁旗]
歌おう(大漁を呼ぶように威勢よく)/ 踊ろう(紙皿踊り)
【9月】 「星のフラメンコ」…熟年が妖しく輝くスパニッシュ
演出ワンポイント[カスタネットとスカーフで]
歌おう(情熱的に4拍子を刻んで)/ 踊ろう(スパニッシュ風)
【10月】 「月がとっても青いから」…ウキウキ夢を風船に乗せて
演出ワンポイント[黄色の風船を月に見立てて]
歌おう(嬉しそうに 弾みながら)/ 踊ろう(新体操風)
【11月】 「森の小人」…懐かしい異国のメルヘンに
演出ワンポイント[小人のトンガリ帽子で]
歌おう(童心にかえって純真に)/ 踊ろう(メルヘン風)
【12月】 「川の流れのように」…大河の上空で舞う天女の気分
演出ワンポイント[大きなスカーフで天女の舞いを]
歌おう(大河の流れを感じながら)/ 踊ろう(エレガントスカーフ・ダンス)
●【巻末付録 1】 「にっぽん名城数え唄」歌い方・踊り・指トレ付き
「にっぽん名城数え唄・全国編」(47都道府県の名城巡りあそび)
●【巻末付録 2】 [明治元年から近現代120年の対照年表] 歌は日本の誇るべき文化
こんな時代を生きた高齢者――あの時の歌、思い出の歌
120年間の「世界と日本のできごと」「世相と文化」「よく歌われた曲」を一望できる対照年表
高齢者現場で必須の歌と重要曲(赤文字)をここでチェック
■【付録CD】全13曲 (12の月別季節の効果音付き/ 唄+かけ声…春日くに子)
前書きなど
今、介護職員を採用する面接の際に、
「どんな懐メロを知っていますか?」、「昔の歌を歌えますか?」と質問されることが多くなりました。
施設経営者の方々が介護現場における懐メロの力を意識し始めていらっしゃるようです。
懐メロを知ることは、「高齢者の文化」を知り 「高齢者の心」を感じるための、
有力なツールであることにまちがいありません。
最近は平成生まれの介護職員さんが現場に増えてきました。
なかなか懐メロを知るチャンスがない若い世代です。
そのような方たちから「懐メロを覚えたい」、「昔の歌を教えてほしい」
というご要望をたくさんいただくようになりました。
本とともに音源が付いていたら、もっと歌も踊りもうまくなれます、というリクエストを受けて、
今回新たな12曲による『part2』の出版が実現しました。
版元から一言
これ1冊あれば、高齢者の音楽の時間や介護レクリエーションに困りません!
2色刷りのイラスト図で踊り方もバッチリ。付録のCDを使って、
介護リーダーさんはすぐお手本を示すことができます。
●本書12ヵ月の踊りが映像化されました!
「DKエルダーシステム」(高齢者の介護予防と機能改善をサポートする生活総合機能改善プログラム。
㈱第一興商配信によるカラオケのコンテンツ)として映像化され、著者春日くに子氏も出演、歌唱を担当しています。
これにより、エルダーシステムが設置されている全国約17,000ヵ所の高齢者施設および自治体公共施設で、
本書12ヵ月の踊りを映像を見ながら実践できるようになりました。
2015年4月から配信中。
上記内容は本書刊行時のものです。