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陳独秀 その思想と生涯 1879-1942 佐藤 公彦(著) - 集広舎
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陳独秀 その思想と生涯 1879-1942 胡適序言・陳独秀遺著『陳独秀の最後の見解(論文と書信)』を読む

発行:集広舎
A5判
590ページ
上製
価格 6,300円+税
ISBN
978-4-904213-77-3
Cコード
C0010
一般 単行本 哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年9月
書店発売日
登録日
2019年8月17日
最終更新日
2019年9月9日
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紹介

五・四新文化運動の総帥、中国共産党の創設者─陳独秀、中国革命の悲劇の中心人物、その激動と挫折に満ちた「終身反対派」の人生の軌跡を描く大作。

一九二〇年八月中共誕生! ヨッフェ・スネーフリート共同提綱の孫文国民党との党内合作、そしてトロツキー・スターリン対立の暗い影を受ける中国革命─スターリンの「軛」こそ陳独秀の悲劇の根源だった。「ケッテラー碑」(翻訳)・中国トロツキー派人物伝・関連年表を付す。

目次

序 章 一九四九年四月・太平洋上
第一章 胡適序言・陳独秀遺著『陳独秀の最後の見解(論文と書信)』
第二章 陳独秀の生涯、その概略
第三章 「胡適序言」──その翻訳と解説
第四章 陳独秀と胡適──「死友」と呼ぶ仲
第五章 「国共合作」方式下の「大革命」の敗北と陳独秀
第六章 中国トロツキー派の趨勢と陳独秀
第七章 陳独秀遺著『陳独秀の最後の見解(論文と書信)』──その翻訳と注・解説
付録一 陳独秀「ケッテラー(克林徳)碑」──翻訳と解説
付録二 陳独秀関連の人物および中国トロツキー派の主要人物
付録三 陳独秀関連年譜・中国革命と世界情勢年表
あとがき

前書きなど

……これから話そうとするのは中国現代史上避けて通れない二人の思想家、政治家、学者であるこの二人、陳独秀と胡適の話である。だが、この二人は日本では長く禁忌(タブー)の下に置かれ、語ることが憚られる存在だった。近年は少し語られるようになったが、かれらの人生とその活動にはまだまだ明らかにされねばならないことが数多くある。わたしは、このような書き出しで、彼らの人生とその知的遺産を語りたいと思った。二人の陰翳とは「父無し子」の影のことであるが、しかし、自分の無能力さに嫌気がさし、断念した。そしていつものように、幕が開き、いつものように、学者然として、彼らの歴史時代を語るよりほかない無能な自分を見つめるよりほかなかった。

著者プロフィール

佐藤 公彦  (サトウ キミヒコ)  (

1949年福島県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了、社会学博士。東京外国語大学名誉教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フェロー。
著書に『義和団の起源とその運動──中国民衆ナショナリズムの誕生』(研文出版、1999)、『清末のキリスト教と国際関係──太平天国から義和団・露清戦争・国民革命へ』(汲古書院、2010)、『中国の反外国主義とナショナリズム──アヘン戦争から朝鮮戦争まで』(集広舎、2015)、『中国近現代史はどう書かれるべきか』(汲古書院、2016)など。訳書に、ピーター・バーク『歴史学と社会理論』第1版、第2版(慶應義塾大学出版会、2006、2009)、ジョナサン・スペンス『神の子洪秀全──その太平天国の建設と滅亡』(慶應義塾大学、2011)、蔣廷黻『中国近代史』(東京外国語大学出版会、2012)、ジェローム・グリーダー『胡適 1891-1962──中国革命の中のリベラリズム』(藤原書店、2018)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。