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振武館物語 白土 悟(著) - 集広舎
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取引取次: 鍬谷|地方小
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振武館物語 (シンブカンモノガタリ) 青年教育の日本的伝統 (セイネンキョウイクノニホンテキデントウ)

スポーツ・健康
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発行:集広舎
A5判
346ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-904213-57-5   COPY
ISBN 13
9784904213575   COPY
ISBN 10h
4-904213-57-2   COPY
ISBN 10
4904213572   COPY
出版者記号
904213   COPY
Cコード
C0075  
0:一般 0:単行本 75:体育・スポーツ
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年4月
書店発売日
登録日
2018年3月12日
最終更新日
2018年4月25日
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紹介

「自己修練の精神」と「青年自治の気風」を守る
福岡で誕生し今日まで継承されてきた道場の135年の歴史をたどる

福岡には明治以来の伝統を有する青年道場が四館ある。隻流館(福岡藩柔術指南)、明道館(玄洋社創設)、天真館(内田良平創設)、そして振武館である。振武館は、他の三館と趣を異にしており、政治とは全く無縁で、しかも私設の柔道場でもない。旧福岡藩の士族子弟の結成した「達聰舎」なる青年会から出発し、郷党有志の寄附で、純粋に地域子弟の自己修練の場として維持されてきた。 ここから山座圓次郎、吉岡友愛、恵利武、中野正剛、緒方竹虎、安川第五郎や小西春雄など政財界の著名な人々が輩出した。戦後は講道館・嘉納治五郎師範の最後の内弟子・西文雄(八段)を師範に迎え、「道の柔道」を講じてきた。大勢の青少年がその伝統的精神に触れ、先輩諸氏に恥じることのない生き方をしたいと願いながら育ったのである。まさに地方の教育力のひとつなのである。

目次

【第一章】  地方青年たちの明治維新
【第二章】  明治振武館の成立
【第三章】  振武館の危機と再興
【第四章】  大正・昭和初期の振武館
【第五章】  戦時体制下の振武館
【第六章】  戦後の振武館復興
【第七章】  西文雄師範の柔道論
【第八章】  高度経済成長期の振武館
【第九章】  低調なる振武館
【第一〇章】 振武館の安定的発展と衰微

著者プロフィール

白土 悟  (シラツチ サトミ)  (

1982年九州大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。九州大学留学生センターおよび大学院人間環境学府に勤務。振武館で約35年間、柔道を習い、また子どもたちを指導する。
専門分野:現代中国教育研究、留学生教育研究。異文化間教育学会理事、日本比較教育学会理事、九州・シルクロード協会理事、福岡国際育英会理事などを歴任。教育学博士。
主要著作:『現代中国の留学政策──国家発展戦略モデルの分析』(九州大学出版会、2011年)、『留学生アドバイジング──学習・生活・心理をいかに支援するか』(共著、ナカニシヤ出版、2004年)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。