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中国国民性の歴史的変遷 張 宏傑(著) - 集広舎
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中国国民性の歴史的変遷 (チュウゴクコクミンセイノレキシテキヘンセン) 専制主義と名誉意識 (センセイシュギトメイヨイシキ)

歴史・地理
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発行:集広舎
A5判
398ページ
上製
価格 3,400円+税
ISBN
978-4-904213-38-4   COPY
ISBN 13
9784904213384   COPY
ISBN 10h
4-904213-38-6   COPY
ISBN 10
4904213386   COPY
出版者記号
904213   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年3月
書店発売日
登録日
2016年2月20日
最終更新日
2016年7月20日
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紹介

専制主義のシステムが「名誉意識」、「品位意識」を圧倒した凄絶なる歴史ドラマ!
中華数千年の専制体制と古代・中世貴族・武人の「名誉意識」との凄絶にして長大なる闘争! 中国人の「国民性」なるものとは何か? 「阿Q的」なものとは何か? 
その非人間的な負のシステム・歴史遺産を剔抉し、それらと悪戦苦闘した梁啓超・魯迅・胡適から孫文・蒋介石・毛沢東までの政治思想を再検討!
著者は中国モンゴル族出身の気鋭の歴史家、作家

目次

第一編 中国国民性の歴史的変遷 
 
第一章 エロシェンコと李鴻章 
第二章 国民性は変えられるか 
第三章 春秋時代の「貴族精神」  
第四章 復元できない「黄金時代」
第五章 貴族精神の喪失 
第六章 純朴な気質が残っていた「漢代の人々」 
第七章 失われた魏・晋時代の風流 
第八章 大唐帝国の雄姿と栄光 
第九章 平民の盛世、宋代 
 第一節 文弱の宋朝  
 第二節 平民社会の崛起 
第十章 モンゴル鉄騎、中国民族の背骨を折る 
第十一章 「ゴロツキ王朝」となった大明帝国 
第十二章 清代 

第二編 中国国民性の源流 

第十三章 専制の起源 
 第一節 その専制の根源を追究する 
 第二節 中西文化の差異の第一の推進力 
 第三節 王の出現 
 第四節 中国の独自性の起源 
第十四章 始皇帝:歴史が産み落としたもの 
 第一節 凶暴な男 
 第二節 統一運動の最終ランナー(仕上げ人)としての始皇帝 
 第三節 専制構想の執行者 
 第四節 君主専制の分娩過程:戦国時代の改革運動 

第三編 中国国民性改造史
 
第十五章 国民性改造の基礎を築いた人 
第十六章 魯迅―国民性改造運動の旗手 
第十七章 胡適の国民性改良の思考
第十八章 胡適の漸進的改造の路線 
第十九章 「思想革命」式の国民改造の道

著者プロフィール

張 宏傑  (チョウ コウケツ)  (

張宏傑(Zhang Hongjie)
中国蒙古族。1972年遼寧省に生まれる。東北財経大学(経済学学士)、復旦大学(歴史学博士)及び清華大学で歴史学を学ぶ。作家、歴史家。中国作家協会会員。主要著書『大明王朝的七張面孔』(2006年、広西師範大学出版社)、『中国人的性格歴程』(2008年、陝西師範大学出版社)、『乾隆帝的十張面孔』(2010年、台湾究竟出版社)
『曾国藩的正面与側面』(2011年、国際文化出版公司)、『坐天下很累』(2012年、吉林出版集団有限公司)、『飢餓的盛世―乾隆時代的得与失―』(2012年、湖南人民出版社) 他多数。韓国、台湾でも訳書が出版されている。

小林 一美  (コバヤシ カズミ)  (

1937年長野県に生まれる。東京教育大学大学院文学研究科博士課程(東洋史学専攻)単位取得退学。現在、神奈川大学名誉教授。著書『義和団戦争と明治国家』(汲古書院、1986年初版、2008年増補版)、『清朝末期の戦乱』(新人物往来社、1992年)、『中華世界の国家と民衆(上・下)』(汲古書院、2008年)、『わが心の家郷、わが心の旅』(汲古書院、2006年)。『M・ヴェーバーの中国社会論の射程』(研文出版、2012年)、『中共革命根拠地ドキュメント』(御茶の水書房、2013年)。共編著『中国民衆反乱の世界』(汲古書院、正編1974年、続編1983年)、『東アジア世界史探究』(汲古書院、1986年)、『ユートピアへの想像力と運動』(御茶の水書房、2001年)。訳書『大唐帝国の女性たち』(著者・高世瑜、任明と共訳、岩波書店、1999年)、「嘉慶白蓮教の叛乱」(「東洋文庫」408『中国民衆叛乱史3』所収、1982年))。

上記内容は本書刊行時のものです。