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世界遺産白川郷
視線の先にあるもの
縦190mm
249ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2007年10月
- 登録日
- 2016年10月18日
- 最終更新日
- 2016年10月18日
紹介
石見銀山が世界遺産に登録されて、我が国もちょっとした世界遺産ブームである。その走りともいえるのが、白川郷・五箇山の合掌造り集落である。手の平を合わせた形をした合掌造りを見ると、日本文化のすごさと深さを感じる。本書は、長年白川郷を研究してきた著者が、観光旅行者・生活者・研究者などのさまざまな「まなざし」から白川郷の「先」にあるものを探った本である。日本の文化と世界遺産に関心をお持ちの方に自信をもってお薦めする一冊。
目次
序章 「世界遺産」と「まもること」(「世界遺産」について
「まもる」ことについて)
第1章 まなざし(白川村と「白川郷」
「大家族」から始まった合掌造りの建物の研究
「太古の遺風」をもとめるまなざし
まなざしに翻弄された「大家族」の遠山家
合掌造りの建物-民家研究のはじまり
観光資源の元祖-白水瀧
白川村の「典型的」な集落だった保木脇
悲しみのイメージ-ドラマチックな加須良
文化財指定をめぐる状況と集落景観-芦倉から萩町へ
ブルーノ・タウトの威力と「普遍性」
観光地への胎動
文化財としての集落景観-重要伝統建造物保存地区選定と「計画」の視点
「観光立村」と「白川郷」の変化
世界遺産の価値
消費の対象としての「ふるさと」)
第2章 景観(景観と変化
建物
そのほかの要素-農地・水路
森林
土地利用の変遷
生業と景観)
第3章 意識(世界遺産になってプラスかマイナスか
「観光」をめぐる住民と観光客の意識
住民と観光客が見たもの-写真撮影調査の結果から
観光地としての成熟と新しい取り組み)
上記内容は本書刊行時のものです。