.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト 書店
JRC|八木
直接取引:
なし
「3・11」と歴史学
4-6
384ページ
上製
定価
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2013年10月
- 書店発売日
- 2013年10月11日
- 登録日
- 2013年9月4日
- 最終更新日
- 2013年10月10日
書評掲載情報
2013-12-08 |
朝日新聞
評者: 保阪正康(ノンフィクション作家) |
MORE | |
LESS |
紹介
2011年3月11日に起きた東日本大震災と福島原発の崩壊事件は、歴史学に根本的な転換を求めているのではないだろうか。歴史学は、「類」としての「人類」の歩みと、地球、宇宙という意味での「自然」との関係の問題に正面から立ち向かう必要がある。これまでのような諸階級、民族・国民、国民国家、市民社会などとは違った、あるいはそれらを包摂した、新しい視野で歴史を考える必要があるように思われる。だが、まだその方法はできていない。おそらく自然科学、社会科学、人文科学といった諸学の相互協力によらざるをえないであろう。
本巻は、「3・11」が歴史学にもたらした新たな挑戦を確認するとともに、地球科学、生命科学、そして「核」エネルギーの面での科学的・技術的発展の持つ、経済的・社会的・軍事的諸問題を、歴史的に研究する視角を探り、それを大学教育にいかに取り込むかを検討する。
目次
序 南塚 信吾
第1部 「3・11」がわれわれに問うもの 小谷汪之・宮地正人・伊藤定良
第2部 国際政治と原子力発電 油井大三郎・宮地正人・木畑洋一・加納格・奥村哲・古田元夫・増谷英樹・伊集院立
第3部 人類と地球環境 南塚信吾・清水透・山本真鳥
第4部 年表で読む「核と原発」 富永智津子
上記内容は本書刊行時のものです。