.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
直接取引:なし
土地と人間
現代土地問題への歴史的接近
四六判
320ページ
上製
定価
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2012年7月
- 書店発売日
- 2012年7月30日
- 登録日
- 2012年6月13日
- 最終更新日
- 2012年8月1日
紹介
人が生きていくうえで、土地はなくてはならないものである。だから、人は歴史において、土地とさまざま関係を取り結んできた。その一つの形態が私的土地所有の形成である。しかし、地球上には、私的土地所有を発達させることなく、独自の発展を遂げた社会も数多く存在した。そのような社会を「未開社会」と呼んだのは、私的土地所有の発展を歴史発展の唯一の尺度とする西欧近代的な歴史観・社会観の偏見というべきものであった。一六世紀以降、西欧列強による植民地支配が世界中に本格的に拡がっていくと、非西欧世界の諸社会は根底的な社会変動を経験することになった。それは西欧近代的な私的土地所有の論理があらゆる社会に貫徹していく過程であり、そのなかで人と土地との関係は大きく変動した。本書の課題は、インド、日本、オセアニア、パレスチナを具体的な対象として、その変動の振幅を歴史的に測定することにある。
目次
第1部 土地と自由-「土地神話」を超えて- 小谷汪之
第2部 オセアニア世界の植民地化と土地制度 山本真鳥
第3部 パレスチナの土地と農民-ヨーロッパ管理下から植民地化への途- 藤田 進
上記内容は本書刊行時のものです。