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在庫あり
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取引取次:
東官報|西村
直接取引:あり(自社)
数学語圏
数学の言葉から創作の階梯へ
四六判
220ページ
上製
定価
2,300円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2009年3月
- 書店発売日
- 2009年3月25日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
目次
目次
数学の顔
自明
計算と証明
代数、幾何、解析そして算術
職人芸と数学
特異点
評価
線形性
関係
離散と連続
推論
不変量
予定調和
小芸術家たち
老師:岡潔
岡潔と芭蕉の連句
前書きなど
私はもちろん日本が大好きだが、イタリア語の通じる地域、イタリア語圏を旅する楽しさも捨てがたいと思っている。一方、頭の中では数学の言葉が支配する数学語圏をいつも訪ね歩いている。
数学の概念や思考法は、多くの場合世間でのものの考え方と共通点を持っていて、数学の言葉はそれを厳密に運用したり、意味を先鋭化したりしてできている。民族や文化によらない人類共通の基本概念や認識パターンは、ヒトの脳にデフォルトの機能(初期搭載装備)として組み込まれているものとも考えられる。数学が、その機能を拡張してどのように高度な思考装置を作っているのかを考察してみようと考えた。このような対照作業は、難解な現代数学を思考方法に着目して垣間見ることをも可能にしてくれるのではないかと思う。
上記内容は本書刊行時のものです。