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韋君宜研究 楠原 俊代(著) - 中国書店
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韋君宜研究 記憶の中の中国革命

発行:中国書店
A5判
554ページ
上製
価格 10,000円+税
ISBN
978-4-903316-48-2
Cコード
C3098
専門 単行本 外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年2月
書店発売日
登録日
2016年2月9日
最終更新日
2016年3月7日
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紹介

文化大革命とは何だったのか──
ひとりの女性革命家が見た中国革命の真実
中国で著名な作家・韋君宜(1917~2002年)は,人民文学出版社総編集・社長をつとめながら,60歳を過ぎて本格的に著述をはじめ,生涯に13冊の著作を残した。代表作『思痛録』は,韋君宜が18歳で中国共産党に入党して以来,党員として生きた生涯を振り返る50年におよぶ回想録。家族が離散し,多くの同志が非業の死を遂げた事実を精緻に書き綴った。1998年に出版されると大ベストセラーとなり,「韋君宜現象」を引き起こした。
本書は,全訳『思痛録』を初めて紹介。香港版と削除部分の多い北京版の異同を明記し,いまだ原作の出版が許されない中国大陸において,革命がどのように記述されなければならないのか,その歴史認識を論考。韋君宜の生涯の軌跡を克明に追い,ひとりの女性革命家が見た中国革命の真実を明らかにする。

目次

 まえがき/凡例
前編 韋君宜『思痛録』
 序 文
 第一章 搶救運動─延安・辺区における粛清
 第二章 解放初期─反革命鎮圧、三反五反、粛反運動など
 第三章 胡風批判運動─一九五五年前後
 第四章 反右派闘争─一九五七年
 第五章 大躍進運動─一九五八年
 第六章 反右傾運動─一九五九年から六二年の七千人大会まで
 第七章 ある普通人の教え─右派分子・李興華の忠誠心
 第八章 文革前夜─一九六二年の反党小説
 第九章 文化大革命─一九六六~七六年
 第一〇章 当代人の悲劇─夫・楊述の生涯
 第一一章 大寨について
 第一二章 「取経」について─一九七六年春、大連で
 第一三章 文革の後半─一九七三年春、北京に戻って
 第一四章 編集者の懺悔─一九七三~七六年
 第一五章 文革の後─郭小川の死、名誉回復、「人民」と「階級」について
 第一六章 周揚について
 結 語
後編 韋君宜論考
 第一章 武漢時期の韋君宜
 第二章 延安時代の韋君宜 中国共産党の文芸政策に関する一考察─『思痛録』をてがかりに
 第三章 一九五〇年代の韋君宜 韋君宜と『文芸学習』について
 第四章 文革期の韋君宜 文革期文学における「集体創作」の再検証
 第五章 韋君宜の著作における「歴史」の意味について
 韋君宜年譜/人名索引

著者プロフィール

楠原 俊代  (クスハラ トシヨ)  (

1950年,京都府生れ。1978年,京都大学大学院文学研究科中国語学中国文学専攻博士課程単位取得満期退学。1998年,京都大学博士(文学)。1979年,同志社大学専任講師,1982年,同助教授,1993年,同教授。
【主要著作】「延安文芸整風運動に関する一考察─聞一多に対する統一戦線工作の視点から」(『東方学』第101輯,2001年),「宗璞論考─以“我是誰”“我為什麼写作”為中心」(『宗璞文学創作評論集』人民文学出版社,2003年),「当代散文の研究─記憶のなかの中国革命についての覚書」(『現代中国文化の深層構造』京都大学人文科学研究所,2015年),『日中戦争期における中国知識人研究─もうひとつの長征・国立西南聨合大学への道』(研文出版,1997年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。