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阿波内侍から島倉千代子へ 高野 澄(著) - 人文書館
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連作 後白河法皇【下】

阿波内侍から島倉千代子へ 祈りの響き

発行:人文書館
四六判
392ページ
上製
価格 3,900円+税
ISBN
978-4-903174-42-6
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年5月25日
書店発売日
登録日
2020年5月13日
最終更新日
2020年6月6日
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紹介

歴史・鎮魂・平和、哀切のポエジー!
人間は過去と現在と未来に同時に存在することはできない。
しかし、生と死、あの世とこの世、「浮世」と「冥界」を
知的想像力で交流し、循環することは可能なのだ。

不死の魂の楽土へ!
自分の中に潜む「幻影の人」たち、
後白河法皇、女院こと建礼門院・平徳子、阿波内侍、
琵琶法師らが、「こころの信号」で対話する。
「浮世」と「冥界」、時空を超える知の循環[サーキュレーション]!

後白河法皇は、果たして偉大なる暗主で、
日本一の大天狗であったのか。
はたまた、激動の時代に抗う「今様ぐるい」の
芸術家・アーチストであったのか。

日本人の死生観を問い直す!

高野澄が琵琶法師に化身して、
語っては弾き、弾いては語り続けた、
稀有な《ヒストリア》の完結編!

目次

一ノ章 見えずとも きっと見えます 見えました
二ノ章 『新妻鏡』映画 主題歌 挿入歌
三ノ章 弱いもの チドリ カナリヤ こども
四ノ章 コトのハ
五ノ章 満州から広がる戦地 三一〇万の戦没者
六ノ章 戦没 靖国神社
七ノ章 キミの名を呼ぶ
八ノ章 島倉千代子 登場
九ノ章 島倉千代子 ただ一本の声の筋
十ノ章 お父つぁん おっ母さん
十一ノ章 満州へ行った兄(あん)さ その後は?

前書きなど

「生」から「死」へ、そして「死」から「生」へ。
「迷う霊――亡魂」をつくらない人生。
「迷う霊――亡魂」とは表現がおだやかではないが、
結末と死がいっしょにやってくる失敗した人生だから、
死後に「個体」として存在するちからがなく、
否応なしに群れて、「群れの」なかの一個として迷うほかにない。
われらは亡魂を哀れな存在とみて、群れのなかに割ってはいり、
一個ずつの霊に分割する、それが慰霊ということの第一歩。
亡魂分割という作業を試み、鮮やかに成功した作業の結果を
言葉にして記録したのが『平家物語』なのだ。

著者プロフィール

高野 澄  (タカノ キヨシ)  (

1938年、埼玉県坂戸市生まれ。
同志社大学文学部社会学科卒業。新聞学を専攻。
立命館大学大学院史学科修士課程修了。
専攻は、日本近代史。
立命館大学助手を経て、著述専業、歴史研究家・作家に。
これまでの刊行著作は112冊。

主な著書
『徳川慶喜 近代日本の演出者』(NHKブックス)
『麒麟、蹄を研ぐ 家康・秀忠・家光とその時代』(NHK出版)
『武芸者で候 武蔵外伝』(NHK出版)
『風狂のひと 辻潤 尺八と宇宙の音とダダの海』(人文書館)
『オイッチニーのサン 「日本映画の父」マキノ省三ものがたり』(PHP研究所)
『京都の謎(シリーズ)』(祥伝社)
『文学でめぐる京都』(岩波ジュニア新書)
 (復刊タイトル『古典と名作で歩く本物の京都』)
『大杉 栄』(清水書院)
『連作 後白河法皇【上】 王朝活劇 歌の声』
『連作 後白河法皇【中】 大原寂光院 亡魂慰霊の鐘の音』(人文書館)など。

上記内容は本書刊行時のものです。