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食べ物でたどる世界史
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2024年8月2日
- 書店発売日
- 2024年8月2日
- 登録日
- 2024年7月11日
- 最終更新日
- 2025年2月25日
書評掲載情報
2024-10-10 |
日本経済新聞
評者: 入山章栄(経営学者) |
2024-09-27 |
日経MJ
評者: 鳩山玲人(実業家) |
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紹介
【書評・紹介】
「人類の発展、国家の成立、イノベーション、物流、戦争、政治などにいかに「食べ物」が関わってきたかをまとめた一冊。…知的好奇心を求めるすべての人に一読をお薦めする」(日本経済新聞2024/10/10付)
──入山章栄氏(経営学者)
「食べ物がどのように歴史に影響を与えて来たか…独自の視点…逸話の数々…知的好奇心を大いに刺激される」(「日経MJ」2024/9/27付)
──鳩山玲人氏(実業家)
***
14カ国で刊行、世界的ベストセラー。
人類の歴史の陰に、つねに「食べ物」あり!
古代文明の成立、ローマの覇権、大航海時代、産業革命、アメリカ独立、冷戦、中国・インドの台頭──。
古代から現代までの、これら歴史に残る出来事に共通するのは、
「食べ物」がカギとなる役割を果たしたこと!
食べ物が人類の運命と世界史に、想像をはるかに超える絶大な影響を及ぼしてきたさまを、通史的に描く。
英「エコノミスト」誌副編集長にして、作家・ジャーナリストとしても活躍する著者による一冊。「フィナンシャル・タイムズ」紙、「ワシントン・ポスト」紙等、各紙誌絶賛!
【序章より】
「本書は、食べ物が引き起こした、可能にした、あるいは影響を与えた「変化」を通じて歴史をふり返る。歴史上、食べ物がしてきたことはたんなる滋養(じよう)の供給にとどまらない。食べ物は社会変革の、社会秩序の、地政学的争いの、産業発展の、武力抗争の、経済拡大の「触媒役」を担ってきた。前史から現代に至るまで、そうした変容にまつわるさまざまなストーリーは、全人類史を包括する大きな物語を形成する」
遺伝学、考古学、人類学、経済学等の幅広い分野の研究成果に準拠しつつ、人と食べ物が織りなしてきた「もうひとつの世界史」を描く。
登場する人物・民族、150超。図版70点収録。
【目次】
本書に寄せられた賛辞・書評
序章 “過去”の材料
第1部 文明の食べられる基盤
第1章 農耕牧畜の発明
第2章 近代化の根
第2部 食べ物と社会構造
第3章 食べ物、富、権力
第4章 食べ物の流れを追う
第3部 食べ物──世界を結ぶ幹線道路
第5章 楽園の欠片
第6章 帝国の種子
第4部 食べ物、エネルギー、工業化
第7章 新たな世界、新たな食べ物
第8章 蒸気機関とじゃがいも
第5部 武器としての食べ物
第9章 戦争の燃料
第10章 食料戦
第6部 食べ物、人口、発展
第11章 世界を食べさせる
第12章 豊富の二律背反
終章 未来の材料
謝辞
注
参考文献
索引
【原著への書評】
クリスピン・ティッケル卿(環境学者/外交官/元国連イギリス政府常駐代表)。「フィナンシャル・タイムズ」紙の書評で:
「人間社会における継続的変容を、起こし、可能にし、左右した、食べ物の役割を巡る、興趣の尽きない史実の数々。たぐいまれな視座から、巧みな語り口でつづられる、ほぼ顧みられてこなかった歴史の側面」
「ワシントン・ポスト」紙:
「我々の生活において食べ物が担い続ける重要な役割を、スタンデージは見事に浮き彫りにしている。本書は、美食家ブリア・サヴァランによる言明『どんなものを食べているのか言ってみたまえ、君がどんな人か言い当ててみせよう』のさらなる証拠だ」
「ニュー・アグリカルチャリスト」:
「食物の過去と未来に関心のあるすべての人を、広く惹きつける一冊」
「カーカス・レヴュー」:
「本書は、食べ物史と世界史が交差する点に焦点を合わせる。だが著者の関心は歴史にとどまらない。著者は長期的視座で世界を見つめ、遺伝子組み換え食品や、食物と貧困との複雑な関係、地産地消運動、食物の政治性、近代的農業の環境的影響といった社会問題について、それぞれの現状に光を当て、明快に解説する。有益な情報に富む、洞察に優れた一冊」
上記内容は本書刊行時のものです。