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人生、ポレポレで行こう 内山 二郎(著/文) - しなのき書房
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人生、ポレポレで行こう (ジンセイ ポレポレデイコウ)

文芸
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四六判
240ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-903002-82-8   COPY
ISBN 13
9784903002828   COPY
ISBN 10h
4-903002-82-9   COPY
ISBN 10
4903002829   COPY
出版者記号
903002   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年7月29日
書店発売日
登録日
2024年7月10日
最終更新日
2024年7月26日
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紹介

過酷な時代を人間らしく「ポレポレ」と生きるためのヒントがここにある。

マグロ漁船乗り、港湾労働者、焼き芋屋、鳶職、映画助監督、TV ディレクター、フリーライターなど多彩な経験を積み、長野県長寿社会開発センター理事長を務め長野県シニア大学の運営に携わる著者が、高齢社会の生き方、家族の看取り、震災支援、教育・政治問題、そして平和への思いなどを綴った全86篇のエッセー集。

目次

●老後のデザイン
オー・マイ・還暦/逝き方談義/我が「第一・五の人生」/人生100年時代のデザイン/老後の安全保障/居場所と出番と誉れある人生/「老い」への視点/ライフシフト/シニア世代の学びの場/「また、あっちで話そう」/ドクターSと「いのちのバトン」/私の「新宿群盗伝」/時代おくれの喫茶店/未完のオトシマエ

●地域を元気にする
「もしも100人の村だったら」/古里地区の未来地図づくり/「まちの縁側」5000カ所/「無縁社会」とTwitter/聴くこと、待つこと、触れること/失語症テーマ劇へのいざない/大震災と向き合う/「こだまでしょうか」/被災地の子どもたちを信州に招こう/信州サマーキャンプ/「聴く力」と心の支援/熊本地震と子どもの心のケア/あこがれ大人塾/認知症とともに生きる地域/ムラ歌舞伎を育む力/故郷の小中学校が消えてゆく

●海の向こうで考えた
キリマンジャロの案内人/死を待つ人の家/エイズ孤児の家/ツォツィのいる街/中国化するチベット/カンボジア教育支援/塾ブームの陰で/ヌーンさんの帰郷/
プノンペンの憂鬱/ポル・ポト時代を問う/松吉さんの戦後/世界一の星空は誰のもの?

●日々の営みの中で
「もしもし、タカシか」/勧誘商法のお相手/悪徳詐欺に勝つ/ライオンギャルとの授業/ギャルたちの新たな旅立ち/毒舌の快感と哀感/待てない時代/ネット社会の病理/地球市民としての想像力/「君たちはどう生きるか」/監視社会の危険性/津久井やまゆり園事件を考える/「死刑確定」で終わらせていいのか/ああ、コロナ コロナ‼ /人口減少化の行方/普通の人が、なぜ

●ニッポンの政治を問う
過去と向き合う/問われる歴史認識/考えなければならないこと/精神的メルトダウン/大飯原発差し止め判決/戦争をさせないために/〝ワンショット ワンキル〟の悪夢/積極的平和主義」のまやかし/非戦こそ平和の礎/爆心地に立って/ニッポンの政治を問う/「パン屋騒動」と教科書検定/ウクライナ侵攻と父たちの戦争/「広島ビジョン」の誤謬/78年目の夏/「平和主義」の劣化

●幼い日の記憶と別れ
原体験の記憶/薪割り免許皆伝/走り馬のおしっこたれ/15歳の問い/「聞こえる聞こえる」/老母との会話/「ありがと さよなら」/一緒の墓に入る/望ましい死に方/兄が倒れた/記憶のもつれ/真夜中の電話/兄と従妹との別れ

内山さんとは何者なのか  増田正昭

前書きなど

「このエッセー集は2001(平成13)年から2024(令和6)年にかけて「長野市民新聞」のコラム「こだま」への寄稿をまとめたものである。「ミレニアム」といわれた西暦
2000年を境に、私の身辺で起きる出来事や関心事はそれ以前とは大きく変わった。肉
親の介護、高齢社会の生き方、終末の迎え方、大震災と原発、教育のあり方、政治への不信、戦争と平和、親友との別れなど、3カ月に一度執筆の順番が回ってくるたびに、ふと思いついたことや、気になる社会事象などについて綴ってみた。」(はじめにより抜粋)

版元から一言

「内山さんが、通り一遍ではない自らの「ポレポレ人生」をベースに私たちに提起してきたのは、この過酷な時代を人間らしく生きるための知恵のようなものではなかったか。よりよく生きるための地域とは何か、喜びを分かち合える人間関係とは何か。本書には、そのヒントが随所に散りばめられている。」(本書解説「内山さんとは何者か」より抜粋)

人生にはさまざまな時がある。
すべての時が人生の一瞬であり、それぞれに意味と価値がある。高齢社会の生き方、家族の看取り、震災支援、教育・政治問題、そして平和への思いなど、映し出す人生の「時」の断片…。
長野市民新聞「こだま」に寄稿された86 篇のエッセーを待望の書籍化。

著者プロフィール

内山 二郎  (ウチヤマ ジロウ)  (著/文

1943年神奈川県生まれ、本籍長野市信更町。
長野高校、慶応義塾大学卒業。学生時代にベトナム戦争下の現地に赴く。マグロ漁船乗り、港湾労働者、鳶職、映画助監督、TV ディレクターなどを経てフリーライターに。アジア、アフリカ、インド、東欧、オーストラリアなどで取材活動。1983年病気療養のため帰郷。長野を拠点に活動を始める。
地域づくり、海外支援、大学非常勤講師、市民活動、東日本大震災支援、障害者福祉、テーマ劇の脚本・演出、長野県長寿社会開発センター・長野県シニア大学の運営などに携わる。

上記内容は本書刊行時のものです。