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舎利弗の物語 大窪 康充(著) - 京都月出版
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舎利弗の物語 (シャリホツノモノガタリ) 阿弥陀経の黙った主役 (アミダキョウノダマッタシュヤク)

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発行:京都月出版
四六判
80ページ
並製
価格 1,000 円+税   1,100 円(税込)
ISBN
978-4-902938-06-7   COPY
ISBN 13
9784902938067   COPY
ISBN 10h
4-902938-06-5   COPY
ISBN 10
4902938065   COPY
出版者記号
902938   COPY
Cコード
C0015  
0:一般 0:単行本 15:仏教
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年10月31日
書店発売日
登録日
2023年7月12日
最終更新日
2024年3月28日
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紹介

お釈迦さまのまえで絶句する舎利弗は私たちになにを教えてくれるのか

 『阿弥陀経』の舞台は祇園精舎。
 お釈迦さまは弟子の長老である舎利弗の名をなんども呼びながら、語りかけます。舎利弗にどうしても伝えたいことがあるのです。お釈迦さま究極の教え、念仏往生です。多くの大乗経典で成仏できないとされる舎利弗に、『阿弥陀経』でお釈迦さまは、成仏できる念仏往生を勧めます。ところが舎利弗は一言の返事もできず、黙ったまま。智慧第一のすぐれた弟子であるのに。舎利弗は成仏できるのか。私たちはこれをどう受け止めればいいのか。これが『阿弥陀経』です。
 著者の大窪住職は舎利弗の物語をじっくりひもとき、その語らぬ声に耳を傾け、現代を生きる私たちに突きつける意味をさぐっていきます。
 本書の、前半・本文は入門編として分かりやすく、後半・註釈ではくわしい研究を交えて解説します。 (四六版、全80ページ)

目次

刊行にあたって
はじめに
Ⅰ 『阿弥陀経』の概要 ─舎利弗への一方的な呼びかけ─
Ⅱ 声聞であり智慧第一と称される舎利弗
 1 声聞は仏に成るか
 2 『維摩経』、『法華経』における舎利弗
 3 智慧第一の舎利弗とは
Ⅲ 思い込みというこころの闇が破られる舎利弗
 1 『大経』『観経』そして『阿弥陀経』の関連性
 2 「舎利弗、汝が意において云何」
 3 舎利弗に問われる「倶会一処」の極楽国土
 4 舎利弗よ、あなたは臨終来迎を信じますか
 5 なぜ舎利弗は言葉を失い黙っていたのか
Ⅳ はじめて問いに立つ舎利弗のすがた ─「舎利弗 汝が意において云何」─
 1 問いに立ち中道を歩む舎利弗
 2 はじめて聞こえてきた六方諸仏の声
 3 舎利弗一人に説かれた釈尊の出世本懐
Ⅴ 舎利弗のすがたが〝こだま〟となって呼びかけるもの
 1 光が当てられ〝こだま〟する舎利弗の声
 2 舎利弗が〝こだま〟となって私たちに呼びかけるもの
おわりに ─亡き人を物語として語り継いでいく歩み─
【註 釈】

版元から一言

本書は阿弥陀経の解説書です。阿弥陀経は浄土真宗や浄土宗でよく読まれるお経。舞台はインドの祇園精舎という所で、お釈迦さまが弟子の長老である舎利弗に仏法を説く様子が描かれています。本書では、お釈迦さまが生涯で最大のテーマとした念仏往生を舎利弗に伝えていく様子が、わかりやすく解説されています。そして、舎利弗に念仏往生が伝わり、成仏できるのかどうか、著者が自分事としてとらえながら話しを進めていきます。

著者プロフィール

大窪 康充  (オオクボ コウジュウ)  (

1965年石川県白山市(旧松任市)生まれ。真宗大谷派浄土寺住職。
大谷大学大学院博士後期課程満期退学。真宗大谷派擬講。金沢教区教学研究室元室長。金沢真宗学院指導主任。

主な論文 「如来性悪説の考察」(『大谷大学大学院研究紀要』通号8)、「「一念三千」説の一考察」(『印度学仏教学研究』通号77)、「盧山慧遠の禅観」(『印度学仏教学研究』通号83)、「天台十乗観法の修行規定について」(『仏教学セミナー』通号59)、「『維摩経』と中国浄土教」(金沢教区教学研究室機関誌『白道』第7号)、「『法華経』より『大無量寿経』へ」(金沢教区教学研究室機関誌『白道』第9号、第10号)、他。

主な著作 『念仏の音が聞こえるとき 『正信偈』『歎異抄』との対話』(法藏館)、『浄土を生きる足音』(編著、北國新聞社出版局)、『念仏の声が宝となるとき 生活にいきる『教行信証』の言葉』(法藏館)

上記内容は本書刊行時のものです。