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周縁地域の自己認識
―津軽とオタゴの知識人を中心に―
発行:弘前大学出版会
A5判
208ページ
並製
定価
1,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2007年2月1日
- 登録日
- 2010年9月6日
- 最終更新日
- 2010年9月7日
紹介
本書は、北半球と南半球のそれぞれ「辺境」とみられる津軽とニュージーランドのオタゴ州の人々の心理状態と自己認識を取り上げ、歴史、言語、文学、産業、芸能、環境などの角度から、地方文化に貢献した知識人の役割を検討する論文集である。日本、ニュージーランド、米国に在住する十二人の研究者たちによる「辺境意識とアイヌ史」(河西)、「津軽作家の周縁意識」(山口)、「北畠八穂の文学における津軽」(サワダ)、「津軽作家の自嘲表現」(郭)、「南島の周縁性とフレイムの文学」(ヒル)、「バクスターとダニーディン」(中尾)、「始まりの場所としてのダニーデン」(澤田)、「『リンゴ伝説』を考える」(北原)、「オタゴの華僑・華人たち」(テナント)、「周縁地域の地方音楽」(ジョンソン)、「原生林保護」(郭、スター、ビティ)という十一編の論文によって津軽とオタゴの文化の独自性と重要性を鮮やかに論証している。
上記内容は本書刊行時のものです。