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ロシアの地理的「探検」と「発見」
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年10月30日
- 書店発売日
- 2019年11月30日
- 登録日
- 2019年12月4日
- 最終更新日
- 2019年12月5日
紹介
旧来流布してきた英仏系探検と世界発見の物語に
あらたにロシアの征服と拡張の道筋を加える
高等学校地理教育者の労作
目次
第1章 17世紀ロシアの「探検」と「発見」
その1 ロシア人の東進
その2 バイカル湖へ
その3 ゼーヤ川からアムール中・下流へ
その4 レナ川を下って北氷洋へ
その5 カムチャツカへ
その6 ロパトカ岬へ
第2章 17世紀シベリアの地図化過程
その1 レーメゾフのシベリア地図帳
その2 『ゴドゥノフのシベリア全図』(1667)
その3 『1672/73年のシベリア全図』
その4 スパファーリのシベリア地図(1678)
その5 1687年シベリア地図
その6 『レーメゾフ地図帳』(1701)
その7 『レーメゾフの民族誌地図』
第3章 ロシア人が語る「地球発見物語」
1 はじめに
2 地理学の誕生
3 古代ギリシャ・ローマの地理
4 中世の地理的知見
5 偉大なる地理上の発見
6 18・19世紀の地理上の問題と謎
7 フンボルトと18‐19世紀の地理学
8 ロシア人の「世界進出」
9 北極の探検・20世紀の探検
10 南極と世界の屋根
11 海に挑む
資料 ウラジミール・アトラーソフのカムチャツカ遠征記
『第一上申書』(1700)
『第二上申書』(1701)
主要参考文献
あとがき (佐々木隆爾)
前書きなど
人類が地球表面の姿を解明していく地理的発見の歴史上、北東アジア・太平洋北西部は最後まで謎として残された地域であった。そこを西方から東進して解明していったのがロシア人による探検(征服)事業であった。15世紀中ごろから、ウラル山脈を越えての毛皮を求める活動があったが、17世紀中ごろには、ユーラシア大陸北東部、シベリアの地を駆け抜けて、太平洋岸に到達することになる。ロシアのこのような探検(征服)事業について、探検家たちがどこを通過して、どんな先住民と出会ったのか、を地図を参照しながら概観する。またロシアの地理学習参考書も紹介しながら、18,19世紀から20世紀までの探検を網羅する。
上記内容は本書刊行時のものです。