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東京の縄文学  地形と遺跡をめぐって 安孫子 昭二(著) - 之潮
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東京の縄文学  地形と遺跡をめぐって

発行:之潮
A5判
重さ 300g
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-902695-27-4
Cコード
C3021
専門 単行本 日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年11月
書店発売日
登録日
2015年11月23日
最終更新日
2015年11月24日
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紹介

「縄文人はなぜ八丈島に渡ったか」から、「奥多摩の石器製作」まで、全37話。
島嶼部から都心部、武蔵野台地、丘陵地、山地へ。発掘現場とその報告書をたどりつつ明かされる、先人たちの知られざる知恵とその足跡。

目次

第1章 島嶼の縄文遺跡
第1話・縄文海進と噴火のはざま(大島町下高洞遺跡)
第2話・縄文人はなぜ八丈島に渡ったのか(八丈町倉輪遺跡)◇コラム1・神津島の黒曜石
第2章 都心の縄文遺跡
第3話・海中から出土した縄文土器(港区汐留遺跡)
第4話・荒川流域の海進と巨大貝塚(北区清水坂貝塚・中里貝塚)
第5話・目黒川流域の前期貝塚(品川区居木橋遺跡)
第6話・再開発で発見された貝塚(大田区雪ヶ谷貝塚)
第7話・貝塚発見の経緯をさぐる(荒川区延命院貝塚)
第8話・大森貝塚発掘再考(品川区大森貝塚)
第9話・岬に所在する貝塚とその領域(港区西久保八幡貝塚と愛宕下遺跡)
第10話・貝塚が移転する話(文京区御茶ノ水貝塚)
第11話・皇居内で発見された縄文貝塚(千代田区旧本丸西貝塚)
第12話・妙正寺川流域の環状集落(新宿区落合遺跡)
第13話・都心に残されていた縄文集落(渋谷区鶯谷遺跡)
コラム2・“新宿に縄文人現る”
第3章 武蔵野の縄文遺跡
第14話・1万5千年前のサケ漁(あきる野市前田耕地遺跡)
第15話・9千年前の環状集落(府中市武蔵台遺跡)
第16話・連弧文土器の由来(国分寺市恋ヶ窪遺跡)
第17話・大形石棒4本が出土(国立市緑川東遺跡・立川市向郷遺跡)
第18話・土器作りの謎を解く細密編布痕(府中市本宿町遺跡)
第19話・多摩川低地の後期集落(日野市南広間地遺跡)
第20話・後期の集団墓地(調布市下石原遺跡・町田市野津田上の原遺跡)
第21話・晩期の特殊な祭祀遺構(調布市下布田遺跡)
コラム3・野川流域の「湧泉」と縄文遺跡
第4章 丘陵地の縄文遺跡
第22話・震災の跡(町田市小山田13遺跡・TN200遺跡)
第23話・多摩丘陵の大形住居跡群(多摩市和田西遺跡)
第24話・中期集落の3形態(八王子市TNa 248・245遺跡) N0.72 ・ 446 ・ 446-B 遺跡)
第25話・東京ではじめて発掘された環状集落(八王子市神谷原遺跡)
第26話・土偶が大量に出土(稲城市TN No. 9遺跡)
第27話・粘土採掘と土器作り(町田市TN Na 248・245遺跡)
第28話・境川流域の拠点集落(町田市忠生AI遺跡)
第29話・中期末から後期の霊場(八王子市小田野遺跡)
第30話・切目石錘で編布を編んでみる(野津田上の原・八王子市深沢遺跡)
第31話・縄文土器はなぜ変化するのか(町田市鶴川M遺跡・稲城市平尾9遺跡)
第32話・東京のストーンサークル(町田市田端遺跡)
第33話・晩期の拠点的大集落(町田市なすな原遺跡)
第34話・漆工芸の集落(東村山市下宅部遺跡)
コラム4・AMS炭素年代測定値の暦年較正の問題
第5章 山地の縄文遺跡
第35話・関東山地の狩り(檜原村中之平遺跡)
第36話・多摩川上流の中期集落(青梅市駒木野遺跡)
第37話・奥多摩の石器製(奥多摩町白丸西の平・海沢下野原遺跡)

◇東京の縄文遺跡編年表

あとがき
参考文献
索引

前書きなど

東京の縄文遺跡は全国でもっとも多様性に富んでいる。縄文時代は草創期、早期、前期、後期、晩期に大別される。最終氷期寒冷期の2万年前から、温暖化が始まる1万5千年前、貝塚が形成されていき、中期には環状集落が勃興する。後期になると、居住環境が低地になり、土器組成も変化して祭祀の場も出来るようになり、晩期には共通性がある土器や製作される。各大別期の遺跡を網羅し、島嶼地域、都心域、武蔵野、丘陵地、山地域に振分け、著者の琴線に触れた個性的な遺跡や遺構・遺物などについて37編のアラカルトのような興味つきない話の集まりである。

著者プロフィール

安孫子 昭二  (アビコ ショウジ)  (

1944年、山形市生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。博士(歴史学)。
多摩ニュータウン遺跡調査会・東京都教育委員会・大成エンジニアリング株式会社を経て現在に至る。著書『縄文中期集落の景観』『縄文時代の渡来文化』(共編著)。

上記内容は本書刊行時のものです。