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取引取次:
JRC|八木
直接取引:
あり(その他)
石や叫ばん
1920年代の精神史
発行:之潮
四六判
縦195mm
横135mm
厚さ25mm
重さ 500g
上製
定価
2,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2013年12月
- 書店発売日
- 2013年12月18日
- 登録日
- 2014年1月6日
- 最終更新日
- 2020年6月5日
紹介
1920年代の著者の父母を中心に、群馬から東京を舞台にして、若き群像たちがの活動を日記・書簡から描き出す。タイトルは高津渡の「革命歌」から。日本が戦争に突き進む前段として、反対勢力を弾圧した時代を生き貫いた人たちの記録でもある。画期的「漱石全集」を編集し、戦後出版史上に屹立する金字塔を
打ち立てた著者が描く、「苛酷な時代」の群像。
ほんの一世代前の人々の、知られざる心の軌跡とその姿が、リアリティをもってよみがえる。
目次
第一章 建設者同盟
第二章 総同盟の方向転換
第三章 田中ウタ、ふたたび
第四章 豊原五郎
第五章 三・一五事件
第六章 母の家
第七章 母の日記
第八章切り離されて
第九章獄から獄への手紙
第十章母の手紙
第十一章関根悦郎と西村桜東洋
第十二章その後のウタ、父と母
第十三章母の上京
あとがき
人目 次
第十四章 祖父から父へ
第十五章 群馬共産党事件
第十六章 田中ウタ
名索引
前書きなど
自分史としては、自分なりで普遍性をはみ出すものと自負を持って、父のことを書きだすと、思いもよらぬ資料や記録が出てきて、父の周辺の過去たちが現れた。今を生きる私たちとは異なった光彩を放っている。父方の祖父から、父田中長三郎、それを支えた小学校教師母文枝の伝記を描くと、20年代の精神史ともいえる状況が浮かぶ。残された手紙や日記類をひもといて、はじめて知る、その若き日の実像と苛酷な時代を生き抜いた姿があった。
版元から一言
画期的「漱石全集」を編集し、戦後出版史上に屹立する金字塔を
打ち立てた著者が描く、「苛酷な時代」の群像。
ほんの一世代前の人々の、知られざる心の軌跡とその姿が、リアリティをもってよみがえる。
上記内容は本書刊行時のものです。