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ピエロがみつけた宝物
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2011年9月
- 書店発売日
- 2011年9月1日
- 登録日
- 2011年9月22日
- 最終更新日
- 2020年6月5日
紹介
保育所・児童館・幼稚園をはじめあちこちで、パフォーマーとしてピエロや、工作教室の指導をしている著者の、現在に至る道程を、楽しく読みやすく書いた自分史。母子通園施設、しょうがい児通園施設、授産所、児童相談所などで仕事をしてきて、そこで関わる相手たちには、何が大切かを追求し続けてきた著者。福祉関係の利用者に楽しんでもらいたいと、手品、ピエロ、ジャグリングなど様々な芸を身につけながら研鑽に励む一方では、おもちゃ工作の著書も出し、医療専門学校教員もしながら、ついに公務員の身分を捨ててプロのピエロになった!今のこどもたちと親子関係をみつめ、楽しく彼らを導いていくピエロは、自分史を通して何が人生の宝物か?を語りかける。
目次
・はじめに
1 二十歳までの私
・幸せな幼き日々
・やりたいことを精一杯(中学の頃)
・現実を突きつけられて(高校の頃)
・やっと勉強を始める(大学の頃)
2 仕事に就いた頃
・はじめての仕事
・母の死
・パフォーマンスとおもちゃ作りの始まり
・子育てにとって大切なこと①
3 子どもの誕生
・長男誕生 (子どもがいるといないとでは)
・子育ての始まり
・長男と二男
・夢はかなうのか
4 仕事第二期
・本を出版する
・ピエロの誕生
・ファンクラブ通信発行
・授業の始まり
・児童相談所というところ
5 発達を考える
・横の発達
・EQについて
・子育てにとって大切なこと②
・アキレス
6 学ぶということ
・人格を認めるということ
・なぜ勉強するのか
・ノートに書くということ
・「次元的進化法」
・教えることは学ぶこと
前書きなど
イベントなどで見かけるピエロ、派手なメイクと化粧で面白おかしく回りの人を楽しませる。面白がって笑顔で見つめる人、「くだらない」といわんばかりに去っていく人と、反応は千差万別ですが、「あの化粧の下にはどんな顔が隠されていて、どんな生活をしている人なんだろう」と考えてみたことはありませんか。「毎日の生活は結構きついんだろうなー」とか「いろんな仕事を経験してきたんだろうなー」なんてことも想像する人がいるかもしれませんね。さて、実際は・・・・ 私が趣味でピエロをはじめたのは、今から20年くらい前になるでしょうか、今では“一人前”のプロ。技は“イマイチ”だけれど、子どもを引き付けるは得意中の得意。保育所・児童館・幼稚園をはじめ、あちこちで活動しています。 公務員の職をなげうってプロのピエロとなった著者が、どのように宝物をみつけたか?またその宝物とは?
版元から一言
小社之潮(コレジオ)は、学林と訳されることがあるポルトガル語collegioに由来しています。16世紀末の日本北九州に所在したイエズス会の高等教育機関を意味し、中等教育機関のセミナリオと共に日本文化史上大きな役割を果たしました。そのコレジオを号とする小社は、創業8年目を記念してコレジオ・ブックレット〔Collegio
Booklet〕を創刊することにしました。紙印刷出版物は、情報媒体としてはすでにオールドファッションに属すると見なされています。今あえてその世界にあたらしい一石を投じる理由は、何よりもこの形式がメディアとしての信頼性と、ドキュメントとしての安定性において確立された実績をもつからにほかなりません。紙印刷物のすぐれた特質にあらためて立脚し、マスプロダクツに与することなく、今日の世界にとって切実な内容をもった、一個人の到達点、あるいは一テーマの深い掘り下げを、よみやすい一冊に凝縮して世に問い、また次世代に伝えること
が当シリーズの本領であります。《コレジオ・ブックレット》が順次ラインナップされ、静かに、しかし確実に江湖の信用をかちえられるようにと、まず、人を楽しませたいと仕事としてピエロを選んだ個人史の語りを第一号としてお送りします。「場所と記憶」をテーマとした《フィールド・スタディ文庫》と共に、ご愛顧くださいますよう。
上記内容は本書刊行時のものです。