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なぜ、悩む!
- 初版年月日
- 2005年7月
- 書店発売日
- 2005年7月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2014年10月9日
目次
はじめに/はだしの聖者 玄侑宗久
1 「概念」にしばられすぎている人間
・ 概念がないから子供は可愛い
・ 煩悩が本能だと思っている人
・ 猫のほうが概念がない!?
・ 植物は人間の言葉に反応する?
・ 同格で感じなきゃ通じない
2 植物の不思議
・ 木が話を聞いてくれた
・ 植物は菩薩
・ 蔓がまっすぐ向かう謎
3 西洋医学と東洋医学について
・ 殺菌に有効だった西洋医学
・ アーユルヴェーダーは命の学問
・ 中国北方で生まれた鍼灸
4 仏教について
・ 仏教は本来「質問」があって「答え」がある
・ 概念が一人歩きすると観念になる
・ 大切なことは概念・観念を取っ払うこと
・ 疑似体験
・ 色即是空の「空」
・ 「空即是色」は完全な間違い?
5 色即是空 空即是色
・ 五蘊は空である
・ ブッダの悟りとは
・ 論理といっても間違いはある
・ 最も大事なのは「色即是空」
6 禅宗と瞑想と科学
・ インド人だったら恥ずべき法華経
・ 達磨さんという横着者が禅宗を開いた?
・ どうすれば無念になれるか
・ 伝統だからといって真理ではない
・ 十難無記とは
・ 科学は範囲を限定して成り立つ方法論
・ パパンチャとは概念化すること
・ ブッダは微妙に科学的
7 真理の探究
・ スリランカは仏教の考え方が浸透している
・ 真理で言うとガミガミ叱る必要なし
8 日本と日本人について
・ 今、日本的な所作が失われている
・ 立ち振る舞いは人の心の性格、人格を表す
・ 心の文化が出来ていないと苦しい
・ 私は何者なのか
・ 保護しながら自立を求める学校教育の誤り
・ 個性とは何か
・ 自分の器を持っていない日本人
・ 気楽さが大切
・ 「…とはいっても」
・ 「つるむ」ということ
・ 森の中の象のように一人歩め!
9 適者生存の論理
・ 長い進化の中で生き残ってきた勝者
・ 人間の醜くて汚い部分
・ 山川草木悉皆成仏
10 「自由」と「規律」
・ 自由を感じるには不自由がなければ
・ 自由は宗教と芸術がないとむずかしい
・ 人が最も不自由になるとき
・ 心に自由がないと物質に命令したくなる
・ なぜ、規律を作るのか
・ 規律大事ではなく目的が大事
11 「正義」とは「悪」とは何か
・ 悪いことをしないことが大事
・ 悪とは不幸になる行為の全て
12 親は子に何を伝えるべきか
・ プレッシャーがかかると権利を考える
・ 親の責任は自立させること
・ 任せて信じる
13 量的思考と質的思考
・ 「もったいない」という意識
・ 「学者の者まず貧を学ぶべし」
・ 「知足は第一の富なり」
・ 「もったいない」という考えを追いやっているもの
14 なぜ不安なのか、なぜ孤独になるのか
・ 死ぬまで生きるということ
・ 時間をずらしてはいけない
・ 「今ない不安はない」ということ
・ 「いつやめてもいい」という時が本当の幸せ
・ 今日を失ってはいけない
・ 目標を設定すればするほど行動力を失う
15 死に臨む人に宗教は何が出来るか
・ 「もっと生きたい」は危険信号
・ 死とは全てを手放すこと
・ 瞑想と死
・ 慈悲の瞑想と死の準備
・ 癌告知と人間の尊厳
・ 自分の死を堂々と待ち構える心
・ 人は無限の生命に支えられて生きている
・ 遺伝子は果たして物質か!?
・ 人生も世界も展開し続けるもの
・ 生きることは捨てること
おわりに/仏弟子の世間話 アルボムッレ・スマナサーラ
上記内容は本書刊行時のものです。