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ビートルズの食卓 松生恒夫(著/文) - グスコー出版
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ビートルズの食卓 (ビートルズノショクタク) 彼らは「食の世界」でも先駆者だった! (カレラハショクノセカイデモセンクシャダッタ)

新書
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新書判
縦172mm 横108mm 厚さ17mm
重さ 190g
242ページ
定価 800円+税
ISBN
978-4-901423-26-7   COPY
ISBN 13
9784901423267   COPY
ISBN 10h
4-901423-26-6   COPY
ISBN 10
4901423266   COPY
出版者記号
901423   COPY
Cコード
C0277  
0:一般 2:新書 77:家事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年6月29日
書店発売日
登録日
2020年5月20日
最終更新日
2020年5月20日
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紹介

今年78歳になるにもかかわらず、今なお現役として活躍する元ビートルズのポール・マッカートニー。彼があれほど元気なのは、なぜなのか!?

ビートルズ音楽に精通する現役名医が、彼ら4人を「食の歴史」から検証。そこには、彼らが生み出した名曲群の背景に「食」を通した4人の深い絆が存在していた。
多大な影響を与えた「ビートルズの食卓」から見えてくる、彼らのもうひとつの素顔とは──。

(以下、本書「はじめに」より抜粋)
ジョン・レノンは40歳で無念の死を遂げ、ジョージ・ハリスンも、その21年後に58歳で病死しています。されど、彼らと青春をともにしたポール・マッカートニーとリンゴ・スターは、それぞれ今年、78歳と80歳になりますが、老いてますます元気で、精力的に音楽活動を続けています。

私が子供だった頃、「思い出のメロディー」といった歌謡番組に登場する日本の懐メロ歌手たちは、おそらく多くが還暦前だったことを考えれば、人種と時代を考慮したとしても、ポールとリンゴの健在ぶりは注目に値します。

読み進めていくうちに、ジョンの日本贔屓の背景には「食生活」と密接に関係があったことが見えてくるでしょうし、ポールが「ミートフリー・マンデー」と称する「週に一回、月曜日は肉食をやめてみよう」という啓蒙運動をし続けている背景にも納得することでしょう。 

ビートルズ解散からちょうど50年経ちましたが、ビートルズから学べることは、まだまだありそうです。本書が、読者のみなさんのライフスタイルにとって少しでも参考になれば、ビートルズ・フリークだった一人として、こんなうれしいことはありません。

目次

はじめに

序 章 ビートルズは死なず
    ◎メタボとは無縁だったビートルズ4人の40代
    ◎パートナーたちが明かした4人の食生活
    ◎いまだ現役! ヒントはポールの「ツアー食」
    ◎ポールが提唱する「ミート・フリー・マンデー」とは

第1章 スリムの秘密は食生活にあり
    ◎映画の中のアフタヌーンティー
    ◎英国のアイドル、クリフ・リチャードの「1日1食主義」
    ◎エルヴィスと同じ轍を踏まなかったビートルズ
    【コラム①】メタボリック症候群を甘くみてはいけない

第2章 結成からブレイクまで、疾走期の食生活
    ◎バンド結成時の素朴な楽しみ
    ◎ハンブルク巡業、ハードスケジュールの中で口にしていたもの
    ◎1963年、イギリスで人気沸騰! 楽屋に並ぶコーラの瓶
    ◎1964年、熱狂の全米ツアーと豪華なホテル食
    ◎1964年、全盛時のメンバー白書
    ◎1965年、『ヘルプ!』撮影時の出来事
    ◎1966年、最後の「全英ツアー」は肉食中心の毎日
    ◎1966年、日本公演時に加山雄三と食べたスキヤキ
    【コラム②】1960~70年代における「食と病気」の研究

第3章 ビートルズ4人の「インドへの冒険」
    ◎ジョンとポールの実験精神
    ◎ジョージの及ぼした大きな影響
    ◎ジョージのインド体験がもたらした「食」への意識改革
    ◎『愛こそはすべて』とドラッグ文化への失望
    【コラム③】インドを理解するための基本的知識

第4章 インド体験と「心の旅」
    ◎瞑想と菜食から生まれた傑作アルバムと名曲
    ◎マントラ瞑想法とマインドフルネス
    【コラム④】瞑想法について

第5章 ジョージの抱えていた葛藤
    ◎ジョージが生涯貫いた菜食生活
    ◎インド音楽と東西融合への道
    ◎ジョージの新境地の源泉となったもの
    ◎インド料理とクリシュナ信仰による節制
    ◎ジョージの再婚とメキシコ料理
    ◎ミュージシャンとしての復活とおだやかな日々
    ◎咽頭ガンの発覚と療養生活
    【コラム⑤】インドのベジタリアン料理について

第6章 ジョンのオーガニックな食生活
    ◎ジョンとシンシアの結婚生活
    ◎リバプールからロンドンに移っての食生活
    ◎ヨーコとの出逢いで始めたオーガニックライフ
    ◎マクロビオティックとアルバム『ジョンの魂』
    ◎「失われた週末」とアルバム『心の壁、愛の橋』
    ◎息子ショーンの誕生と主夫業のお手本
    ◎乳製品の制限と白砂糖の禁止
    ◎健康の秘訣はヨガと玄米
    ◎和食と自然食レストランに親しんだ晩年のジョン

第7章 ポールがめざした理想
    ◎結婚を機にスコットランドへ
    ◎わが家の農場で遊んでいる子羊たちの「仲間」は食べられない
    ◎愛妻リンダに捧げたラブソング
    ◎リンダとポールのベジタリアン活動と食育
    ◎世界ツアーとエコロジー活動へ
    ◎肉・魚がなくても豪華なマッカートニー家の食卓
    ◎リンダは、なぜ早くに亡くなってしまったのか
    ◎「ベジタリアンになろう」は、今でも僕のメッセージだ
    【コラム⑥】臨床医がすすめる「食」のポイント

第8章 虚弱体質のリンゴが行き着いたヴィーガン・ライフ
    ◎入退院を繰り返していた青少年時代
    ◎インド風菜食主義に戸惑うリンゴ
    ◎「フルータリアン」というリンゴ夫妻の選択
    ◎ナチュラル・ハイジーン・スタイルの食生活

第9章 菜食ライフへの道
    ◎ベジタリアンとさまざまな菜食スタイル
    ◎アメリカでのマクロビオティックの広がり
    ◎日本の食養生の開祖、石塚左玄の遺した言葉
    ◎マクロビオティックが推奨する生活習慣と食事バランス
    【コラム⑦】臨床医から見たマクロビオティックの効用法
    ◎肉汁たっぷりを好むイギリスの家庭料理
    ◎菜食主義になる理由
    ◎菜食を推奨するアメリカの食生活指針
    ◎イギリスでも増加するベジタリアン
    ◎オックスフォード大学「ベジタリアン研究」の結論

第10章 メタボにならなかったビートルズ
    ◎ビートルズの食生活から学べること
    ◎ビートルズが教えてくれたスリムの秘密
    ◎ビートルズと今の私たちの食生活との決定的な違い
    ◎「地中海式和食」のすすめ
    ◎時代の象徴、ビートルズのデビューとミニスカートの登場
    ◎メタボ予防はプチ・ベジタリアンから
    ◎エキストラ・バージン・オリーブオイルの健康パワー
    ◎菜食ライフはビートルズの隠れた遺産
    ◎ビートルズ・サウンドとプチ・ベジタリアンで楽しむ週末ライフ
    ◎P.S.アイ・ラヴ・ユー、ビートルズ!
    ◎ビートルズ・スタイルの一日の食事メニュー

あとがき

【引用&参考文献】

著者プロフィール

松生恒夫  (マツイケツネオ)  (著/文

昭和30年(1955)、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。松島病院大腸肛門病センター診察部長を経て、2004年に立川市にて開業。日本消化器内視鏡学界専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。『「腸寿」で老いを防ぐ』(平凡社)、『腸はぜったい冷やすな!』(光文社)、『寿命をのばしたかったら「便秘」を改善しなさい!』(海竜社)など著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。