書店員向け情報 HELP
ソーシャルスキルトレーニング絵カード 連続絵カード 幼年版 5
対人理解② 言動と反応の対比
- 初版年月日
- 2017年8月
- 書店発売日
- 2017年8月11日
- 登録日
- 2017年7月5日
- 最終更新日
- 2019年4月11日
紹介
自閉症スペクトラム・ADHDなど対人関係や社会性に弱さを持つ子の、ソーシャルスキル獲得を目的とした絵カードです。
『ソーシャルスキルトレーニング絵カード 幼年版5』は、ある場面での二通りの言動とそれらへの反応を対比させ、言葉や行動次第で、相手の反応は変わる事を知らせた上で、「こんなとき」には「こうするよりは」「こうしてみてはどうだろう?」と提案する形を取っています。
絵カードには、不適切な言動に対して怒ったり泣いたりする反応だけではなく、毅然とした反応も混ぜました。
日常場面において、不適切な言動が不適切な反応を呼び起こす場合もありますが、そうではない場面も少なからずあります。
すぐそばにいる子の巧みなソーシャルスキルやコミュニケーションスキルに気づかせることも、目的としています。
弊社で別売の音声ペン(アクトボイスペン)で、絵カードの吹き出しをタッチすると音声を再生します。自作用シールで指導児の音声を録音・再生も可能です。※Ver.7~対応
目次
(1)一緒に遊びたい時は、後ろから服や髪を引っ張ったりするのではなく、その気持ちをそのまま伝える。
(2)手伝って欲しい時には、命令ではなく、誘ったり頼んだりするようにして気持ちを伝える。
(3)遊ぶ時は、一方的に嫌な役を押し付けるのではなく、相手と相談して決める。
(4)「かして」と言われても、貸したくない時は、相手が嫌な気持ちにならないような言い方で断る。
(5)自分は持っていなくて、だれかに借りるしかない時は、事情を伝えて頼んでみる。
(6)「おまえのおかあさん、おばあちゃんみたい」など、相手が嫌な気持ちになるような言葉は口に出さない。
(7)「あのこのこときらいだよね」など、同意を求められても、安易に頷かない。
(8)可愛いリボンなど気になる物をみつけても、むやみに引っ張ったり取ったりしない。
(9)リレーなどで負けても、人を責めるのではなく、自分はどうするかという考えを話す。
(10)友だちがつかまえた虫を、無理やり取ろうとするのではなく、見せて欲しい気持ちを伝える。
(11)相手が自分の持っている物を見たそうにしている時は、つきとばすのではなく、一緒に見ようと提案する。
(12)「遊ぼう」と誘って断られた時は、相手の都合を考えて適切な返事をする。
(13)名札付けなど、頑張ってもひとりでできないことがある時には、手伝ってもらうなどの方法を考える。
(14)先生には「あれ とれよ」ではなく「あれをとってください」と丁寧な言葉でお願いをする。
(15)そばにボールが転がって来た時には、持ち主がわかったら、その子に渡してあげる。
上記内容は本書刊行時のものです。