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しばし立ち止まり、ふり返る
人生の旅路と霊性
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年11月30日
- 書店発売日
- 2022年11月25日
- 登録日
- 2022年11月9日
- 最終更新日
- 2022年12月7日
紹介
ヘンリ・ナウエンの訳者、黙想セミナーの指導者として知られる著者が、人生をふり返り、そこで体験した危機と神との出会いを温かく描く。人生でのいくつかのたまたまの出会いや出来事が、著者の人生上の危機に直面したときの助けとなり、信仰生活の大きな転機となった。人生の道連れとなった心の友との出会いもその一つだった。
目次
第1部 人生の旅路の一里塚
1 人生の一里塚を数える
2 「サムライ」から「いたずら小僧」へ
3 人生のふり返り ─ 主の憐れみと導き、師との出会い
4 御前に静まる祈り
5 深まる回心
6 自分の墓碑名を刻む
7 あと6か月の命なら
8 心の眼でみつめる
他
第2部 人生の危機と成長
1 「危機なくして成長なし」
2 行き詰まりと弱さのさ中での経験
3 40代で直面した危機
4 立ち止ってふり返る
5 定年退職期の危機
他
第3部 心の生活習慣病への気づき
1 はじめに
2 「人を正したい症候群」
3 「そお~が言えない症候群」
4 「詮索病症候群」
5 「話し横取り症候群」
他
前書きなど
まえがき
あるとき、友人がイギリスの高速道路のサービスエリアの看板に書かれていた次の言葉を紹介してくれました。It is a stop that keeps you going. (長旅にはひと休み)これは長距離ドライバーへの休息の招きの言葉ですが、人生という長旅を続ける私たちにも、しばし立ち止まることが必要です。
私は「静まりのリトリート」と名づけた祈りと黙想の集いを始めて約30年になります。日常の忙しさと喧騒から離れて、自然豊かで緑のあふれる落ち着いた施設にグループで宿泊し、沈黙と黙想の祈りの時を過ごすのです。それ以外にも都会の真ん中で、それにふさわしい会場をお借りして、何人かで集まって聖書のことばを黙想する時を持つこともあります。
このような静まりの集いで、しばし立ち止まって、人生の歩みをふり返ることをします。この本の第1部は、そんなふり返りから生まれたものです。
人生の旅路には、激しい突風や、涙の谷に例えられるような危機に直面することがあります。危機には、その漢字が表しているように、危険と機会や転機の両面がありますが、私自身の歩みでも、危機を通して信仰が崩れそうになったり、新しい歩みへの転機になったりしたことが少なくありませんでした。第2部はそんな危機の体験のふり返りがもとになっています。
第3部は、自分自身をふり返ることや人との出会いを通して見えてきた私たちが口にする言葉に現れる心の習慣についての気づきです。
上記内容は本書刊行時のものです。