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マイカルの祈り
9.11同時多発テロに殉じた神父の物語
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年9月11日
- 書店発売日
- 2021年9月9日
- 登録日
- 2021年8月26日
- 最終更新日
- 2021年12月24日
紹介
マイカルの祈り
主よ、あなたが行かせたいところに 連れていってください。
あなたが会わせたい人に 会わせてください。
あなたが語りたいことを示してください。
私があなたの道をさえぎることが ありませんように。
アメリカ同時多発テロから20年。テレビで生中継された映像の衝撃は、
今も私たちの記憶に生々しい。
2,996人の犠牲者を伴った未曾有の事件である。
そこに一人の聖職者が含まれていたことは日本であまり知られていない。
聖フランシスコ会のマイカル・ジャッジ神父である。
社会的マイノリティに寄り添った働き、ニューヨーク消防署チャプレンでの職務、
事件当日にどうふるまったかなどを交え、「マイカルの祈り」として知られる
簡潔な祈りを紹介する感動の小著。
著者は、ニューヨークの爆心地を7回に渡って訪問し、
神父の足跡を追い続けてきた中村吉基牧師。
目次
【もくじ】
はじめに
「マイカルの祈り」
1行目の祈り
「主よ、あなたが行かせたいところに 連れていってください」
2行目の祈り
「あなたが会わせたい人に 会わせてください」
3行目の祈り 「あなたが語りたいことを示してください」
4行目の祈り 「私があなたの道をさえぎることが ありませんように」
マイカル・ジャッジについて
資料
あとがき
参考文献
前書きなど
本書「はじめに」より
この小さな本は、2001年にニューヨークで起きた同時多発テロで犠牲となった、マイカル・ジャッジ神父の物語です。
彼は、カトリックのフランシスコ会司祭として、またチャプレンとして、助けが必要な人々のために生涯を捧げました。
マイカルはとくに、不慮の事故で家族を失った人々の心のケア、ホームレス、エイズ患者、LGBTQの人々のために働きました。
彼らと親しく付き合い、誰とも「壁」を作らず、むしろそれを乗り越える努力をしました。
その後、ニューヨーク市消防局のチャプレンに就任することになります。
版元から一言
まもなくアメリカ当時多発テロ事件が起きて20年。そのときに命を失った神父の知られざるストーリーと祈り。
社会的マイノリティの人々に寄り添っていきた生涯と簡潔で感動的な祈りは、多くの方に励ましとこれからを生きるヒントを与えることでしょう。マイカル神父は、ニューヨーク同時多発テロ事件での犠牲者として最初に登録されました。
上記内容は本書刊行時のものです。