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神とパンデミック
コロナウィルスとその影響についての考察
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年11月20日
- 書店発売日
- 2020年11月20日
- 登録日
- 2020年10月20日
- 最終更新日
- 2021年3月10日
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2021-06-20 |
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紹介
パニック、パンデミック、パンゴリン(センザンコウ)、パンデモニウム(修羅場)……。
なぜ、こんなことが起こっているのだろうか? 中国のせいだろうか?
政府のせいだろうか? WHOが失敗したからだろうか?
ある人は「これは黙示録にある終末のしるしだ」と熱心に語る。
「神はこの世界をさばいているのだ。人々を悔い改めに導くチャンスだ」と言う人もいる。
ライトは本書で、これらと異なる聖書の観点から考察するように私たちを招いている。
推薦の言葉
本書は、N・T・ライトによる第一級の著作です。パンデミックの現状に疑問を抱いている人には読みごたえがありますし、自分はすでに答えを知っていると考えている人には再考をうながします。見事な文章であり、かつ聖書にしっかりと基づいています。私は本書を楽しんで読み、刺激と見識を多く得ました。あなたもぜひ手に取ってみてください。(英国国教会カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー)
目次
1 どこから始めたらよいのか?
2 旧約聖書から読みとる
3 イエスと福音書が教えていること
4 新約聖書から読みとる
5 ここからどこへ向かったらよいのか?
前書きなど
新型コロナウイルス(COVID-19)によるパンデミックが始まったとき、『タイム』誌から短い記事を書くようにとの依頼を受けたことをきっかけにして、この小著は書かれました。
本書で展開している議論は、私のさらなる試論であり、このような危機のときに知恵を働かせ、かつ聖書に則って何が語られるべきかを明らかにしようとするものです。
本書は、すぐ人の心に浮かんでくるその場しのぎの反応に抵抗する必要があると主張しています。つまり、今の出来事から生まれる問いへの答え、たとえ概要に過ぎないとしても、その答えを出す前に、私たちには嘆く時、自制をする時、「解決策」にすぐ飛びつかない時が必要なのです。
神のみこころなら、これらの答えはやがて与えられるでしょう。ただし、即座に物事に反応しようとするかぎり、答えを聞くことはできません。しかし、嘆くという祈りに時間を費やすならば、新しい光が与えられます。そしてその光は、自分がとにかく言いたかったことを単純に繰り返したものとは異なるものなのです。
上記内容は本書刊行時のものです。