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はじめて学ぶスポーツ政策
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年9月25日
- 書店発売日
- 2019年9月20日
- 登録日
- 2019年8月30日
- 最終更新日
- 2019年10月3日
紹介
本書はスポーツを学ぶ学生がスポーツ政策を学ぶために作成されたテキストである。その基本的視点はスポーツ政策の基礎的な知識の習得にあるが、何よりも本書を通じてスポーツの価値について考え、私たちの幸せや豊かさに貢献できるスポーツの在り方について考えることを期待している。とりわけ、「第6章 スポーツ政策課題」では、各課題に対して結論があるわけではないが、これからのスポーツを担う学生に考えてほしいテーマを選定している。今日の学生には、日本人のスポーツに対する潔癖性と教育性についてあえて懐疑的になる姿勢が求められているのかもしれない。私たちが求めるスポーツとはどんな姿なのか、改めて考えるきっかけとなることを希望する。
目次
第1章 スポーツ政策の基礎知識
第2章 スポーツの状況と取り巻く社会環境
第3章 スポーツの組織
第4章 スポーツ財政
第5章 スポーツと法
第6章 スポーツ政策課題
前書きなど
ここ数十年の間に、私たち日本人は阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などの災害でこれまで経験したことがない体験をした。その度に、私たちは教訓を語り、不十分ながらもその問題点を指摘してきた。しかしながら、処理場のない原発は相も変わらず津波の危険性のある沿岸部に設置され、科学を根拠とした基準によって再稼働が認められているのも現実である。
私たちは何を求めているのだろうかと問わずにはいられない。幸せや豊かさは万人が求める普遍的価値であるなら、そこからはじめる必要があるのが今日の情況ではないだろうか。政治、労働、教育など社会のあらゆる制度が劣化する中で、スポーツは2020年の東京オリンピックに向けて注目が高まるばかりであるが、本当にスポーツが私たちの生活を豊かにする文化財なのか、改めて考える必要があるときに来ているといえる。
版元から一言
本書のカバーの背景デザインは変更になりました。書影を参照してください。
上記内容は本書刊行時のものです。