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救急救命士 病院までの主役たち
救急救命士教育のあり方
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2005年4月
- 書店発売日
- 2005年4月20日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
わが国で初めて救急救命士の国家試験の受験資格を取得できるスポーツ医科学科を開設した国士舘大学。学科開設4周年を記念して、救急医学会をはじめ救急医療に携わる各分野のリーダーが、救急救命士の現状を踏まえつつ、救急救命士の今後あるべき姿を展望し、これからの救急救命士の育成のあり方について語ったシンポジウムの記録。特に体育・スポーツの現場―学校で実施される授業や実習、部活動中、さらには大規模化するスポーツイベントの場での事故や疾病に際しての救急救命士の役割にも言及。
目次
救急医学会の立場から
救急救命士と救急医の連携の将来(島崎修次・日本救急医学会理事長)
救急現場の立場から
MC体制化における救急活動現場と大学機関の連携(鈴木正弘・東京消防庁救急部長)
医療行政の立場から
救急救命士の現状と将来像(佐藤陽次郎・厚生労働省医政局指導課長補佐)
大学教育の立場から
救急救命士大学教育の将来展望(田中秀治・国士舘大学体育学部スポーツ医科学科教授)
総合ディスカッション
救急救命士の現状と将来を見すえた救急救命士教育のあり方(島崎修次・鈴木正弘・佐藤陽次郎・田中秀治)
版元から一言
本書に収録されているように、救急救命士の職務範囲と職責は、日ごと高まりを見せつつあります。そうした中で、とりわけ、体育・スポーツの現場に目を転じてみると、学校で実施される様々な実習や多種多様なスポーツイベントに関する専門的な知識を有する救急救命士の必要性がいまほど望まれている状況はないといえるでしょう。それは、実習での事故や疾病が日常生活と異なる状況下で起きることやサッカー場や野球場などのスタジアムのようにスポーツイベントの規模が大きくなればなるほど、救急救命士が傷病者や負傷者に近づくことさえ困難な状況が想定されるからです。こうした状況に的確・迅速に対応するためには専門知識を持つ必要があります。当然、問題はこれだけでなく、人命救助を行う上での課題は山積されています。
現在の我が国におけるスポーツの状況はめまぐるしく変化しつつあり、抱える問題も多岐にわたっています。そうした中で、本書が問題解決のための一助となれば幸いです。
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。