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「謎」で巡る神社の歩き方2 島田 裕巳(著) - 啓文社書房
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「謎」で巡る神社の歩き方2 (ナゾデメグルジンジャノアルキカタニ) 神社創建の歴史②──出雲大社、熊野神社、神魂神社、宇佐神宮、石清水八幡宮、鶴岡八幡宮、伏見稲荷大社を中心に (ジンジャソウケンノレキシニイズモタイシャクマノジンジャシンコンジンジャウサジングウイワシミズハチマングウツルガオカハチマングウフシミイナリタイシャヲチュウシンニ)

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発行:啓文社書房
四六判
並製
価格 1,800 円+税   1,980 円(税込)
ISBN
978-4-89992-093-9   COPY
ISBN 13
9784899920939   COPY
ISBN 10h
4-89992-093-8   COPY
ISBN 10
4899920938   COPY
出版者記号
89992   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2024年11月28日
最終更新日
2025年2月10日
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紹介

日本人の心を知るため

神社の謎を探求する旅、第2弾!

目次

はじめに

第一章 出雲大社の国造はどうやって生き神になったのか
 ・特色だらけの出雲大社
 ・出雲の古代文明
 ・大和に匹敵する出雲の文明
 ・風土記に記録された出雲
 ・出雲の国の重要な神社
 ・神魂神社の秘密
 ・神と仏が入り混じる時代の
 ・黄泉の国につながる坂の伝説
 ・前方後円墳がつくられなくなった理由
 ・出雲大社の巨大柱の謎
 ・出雲大社社殿の構造と出雲国造の関係
 ・出雲国造は生き神様
 ・出雲国造の「国造」の謎

第二章 源氏はなぜ八幡神を深く信仰したのか?
 ・戦記物語に登場する八幡神
 ・最も数多い八幡神を祀る神社
 ・八幡神と応神天皇の関係
 ・八幡神の正体
 ・奈良の大仏と八幡神の関係
 ・宇佐八幡宮弥勒寺
 ・石清水八幡宮と護国寺の関係
 ・東へやってきた八幡神
 ・八幡信仰と武家

第三章 伏見稲荷大社の千本鳥居はいつ生まれたのか?
 ・稲荷神社の千本鳥居
 ・稲荷信仰の謎
 ・3000本を超える伏見稲荷大社の千本鳥居
 ・稲荷が生まれた謎
 ・稲荷山と三輪山の共通点
 ・稲荷神と伊勢神宮の関係
 ・稲荷神と真言宗の関係
 ・稲荷神と天皇の関係
 ・開放された空間「稲荷山」の意義

あとがき

前書きなど

 神社は、とても謎めいた存在です。
 神社に参拝に訪れると、鳥居の脇などに由緒書きがあり、そこでその神社がどのようにして創建され、どういった歴史を経てきたのかが記されています。
 しかし、古くからある神社になると、そこに書かれているのは遥か古代のことで、神話に遡るような出来事にもふれられています。神話で語られていることが果たして事実なのかどうか、私たちはそこにどうしても疑問を感じてしまいます。
 実際、由緒書きのなかには、「当社の創建の事情ははっきりしない」と書かれているものもあります。言い伝え自体が無いわけです。
 しかも、それぞれの神社に祀られている祭神は神ですから、姿形を持たず、目で見ることはできません。
 お寺の場合には、本尊として仏像が祀られているわけですが、神社の社殿にあるはずのご神体についても、それは公開されていません。
 それは、本殿の扉の向こうにあるようなのですが、一体どういうものか、私たちには確かめようがないのです。
 それに、古くからある大規模な神社になれば、鬱蒼とした森に覆われていて、神秘的な雰囲気を漂わせています。そこにいるだけで、日常の暮らしでは接することのない「畏れ」の感覚にも襲われます。
 樹齢何百年と言われるご神木なども、気が遠くなるほど昔からそこに生えているわけで、その存在感には圧倒されてしまいます。
 実に神社は不可思議で謎めいた空間であるわけです。
 神社の正体が分かりにくいのは、その歴史をつまびらかにしてくれる史料が欠けているからです。お寺の場合には、そこに僧侶がいて、そこを管理する必要から、さまざまな文書が残されています。
 ところが、神社の場合には、神主が常駐していないこともあり、その創建の事情や歴史についての史料が書き残されていないことが多いのです。したがって、どうやってその神社の歴史に迫ればよいのか、その手掛かりがないことが少なくありません。
 
 この本では、出雲大社、八幡宮、そして伏見稲荷大社を取り上げることによって、そうした謎の解明に挑んでみたいと考えています。どこまで謎に迫れるのか。読者の方々にも、是非、その謎解きに参加していただければと思います。

著者プロフィール

島田 裕巳  (シマダ ヒロミ)  (

1953年東京都出身。宗教学者、作家。
東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程を卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。後に東京女子大学非常勤講師、放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、同客員研究員などを歴任。主な著書に『創価学会』(新潮新書)や『日本の10大新宗教』、『葬式は、要らない』(以上、幻冬舎新書)、『「謎」で巡る神社の歩き方』(啓文社書房)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。