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「多様性」のまやかし グローバリズムの危険性と持続性喪失の原理
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2024年11月27日
- 登録日
- 2024年9月18日
- 最終更新日
- 2024年11月27日
紹介
到来するAI社会。大事なのは、SDGsと正しく向き合う思考法。
持続可能な社会とは、科学的なアプローチで達成すべきもの。しかし現在の国際社会では、科学的なデータが都合よく利用され、本質とはかけ離れた政策が実行されている。さらに、グローバリズムの思想が世界全体の持続性を失わせるとともに、社会的な道徳性や規範も崩れつつある……。
工学博士武田邦彦が、科学的な知見から環境問題とサステナブル政策の欺瞞を解き明かし、AI革命後の未来に光を当てる一冊。
目次
はじめに 科学的アプローチで「多様性」のまやかしを払拭せよ
第1部 環境問題の不都合な真実
第1章 地球は「温暖化」と「寒冷化」を繰り返している
・3000年間で地球の気温はどう変化したか
・安易にデータやグラフを信用してはいけない
・21世紀は未だ「氷河時代」である
・地球の温度は太陽活動で変化する
・温暖化は地域によってまったく異なる
第2章 環境問題を利用する人々
・「石油枯渇説」と「地球温暖化」の矛盾
・30年後から100年後に切り替えられたIPCCの推定値
・政治家と環境活動家の偽善
・危機感を煽るテレビ報道
・社会に「不信感」が蔓延する理由
・「ゴミ」の分別は意味がない!?
・天下り先が増えただけの「環境改善」運動
・ウソが利してしまう、現在の日本社会
・環境省と家電業界の「騙しのテクニック」
・SDGsはヨーロッパの優位性を保つための策謀
第3章 「地震」を理解し、正しく恐れる
・「地震予知」は可能か
・地震発生のメカニズム
・「能登半島地震」からの教訓
・防災対策組織の必要性
・地震に対する正しい恐れ方
第4章 気候変動から日本をどう防衛するか
・日本のSDGs対策①「海流の利用」
・日本のSDGs対策②「都市の構造改良」
・日本のSDGs対策③「人口の自然減を利用した地方分散」
・「日本には資源がない」という勘違い
・日本列島からCO2を排出しても問題なし
・本当の「CO2問題」とは?
・注釈①
第2部 AI革命による、持続可能な社会
第5章 なぜ自由と平等の世界が実現しないのか
・「力が正義」――欧米流の思想
・「自然が正義」――日本流の思想
・「昔の日本」が幸せだった理由
・日本の企業文化
・「力が正義」の原則下での「自由と平等」
・世界全体の所得と資産の不平等
・現代より江戸時代のほうが平等だった!?
・江戸時代の日本は世界でも稀有な平等社会
第6章 多様性を阻む、グローバリズムの危険性
・現代社会における格差拡大の原因
・アメリカの「貧乏根性」の歴史
・教科書が教えない、アメリカの残虐性
・武力侵略からグローバリズムへ
・「貧乏根性」による、破滅への道
・グローバリズムの暴走を止める国
第7章 時に、人間社会は劇的に変化する
・物理学による「力」の発見
・「筋肉」を使わなくなった人間社会
・「満足度」から見えてくる時代の転換点
・「鉄鋼の時代」から「ITの時代」へ
・価値観が変化した実例「庶民向け別荘」
・価値観が変化した実例「スキー」「リゾートマンション」
・価値観が変化した実例「自動車」「冠婚葬祭」
・「力と物の時代」からの脱却
第8章 「力が正義」の社会が覆る近未来
・AI時代になくなる職業は?
・「語学」を勉強する必要はない!?
・病気がなくなる未来予想図
・身分証明書も確定申告もいらない世界
・AIの進化で持続可能な社会に
・「量子力学」の実用化で社会は劇的に変わる
・本当の「多様性」の実現へ
・「無知」が引き起こす2つの間違い
・人類には明るい未来が待っている
・注釈②
参考文献
前書きなど
多様で持続可能な社会とは、科学的なアプローチで達成すべきもの。しかし今の国際社会では、科学的なデータが都合よく利用され、本質とはかけ離れた政策が実行されています。
また、欧米流の「力が正義」の思想が、世界全体の多様性や持続性を失わせるとともに、社会的な道徳性や規範さえ崩壊させています。彼らが提唱する多様性や持続性はまやかしにすぎません。
このようなまやかしに騙されないためには、科学的な思考が不可欠です。そして、何か間違いがあった場合はその都度、原因を追究し、自由に議論し、科学的な手法で改善していく必要があります。
この姿勢こそが、本当の多様性であり、持続可能な社会をつくる礎となるのです。
本書では科学的な知見から、環境問題やサステナブル政策の欺瞞、そして欧米主体のグローバリズムの危険性を解き明かしていきます。
実は、現代は長い人類史のなかで、産業革命以来の大きな変革期を迎えています。
AI革命によって、多様性のまやかしが払拭され、日本古来の「自然が正義」の思想が再び息を吹き返すことでしょう。
上記内容は本書刊行時のものです。