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虚構の戦後レジーム 田中 英道(著) - 啓文社書房
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虚構の戦後レジーム (キョコウノセンゴレジーム)

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発行:啓文社書房
四六判
208ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-89992-082-3   COPY
ISBN 13
9784899920823   COPY
ISBN 10h
4-89992-082-2   COPY
ISBN 10
4899920822   COPY
出版者記号
89992   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年1月25日
書店発売日
登録日
2022年10月25日
最終更新日
2024年10月24日
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紹介

歴史・思想・文化・科学・金融……
巨大な噓を見抜き、美しい国・日本を取り戻せ

 「戦後レジーム」という言葉の意味は、先の大戦後に確立された世界秩序の体制や制度のことを指す。しかし、この戦後体制はすべてが仕組まれたものであり、噓で塗り固められた“虚構”である。
 こう断言すると、多くの識者が難色を示すかもしれないが、歴史を冷徹な目で紐解けば自ずとその答えに辿り着く。
 「先の大戦で日本は本当に負けたのか」「西洋文明の“近代”は優れていると言えるのか」「リベラルという思想は果たして弱者救済に役立つものなのか」等、近現代史や思想史の常識を問い直してみるべきだ。
 戦後、欧米諸国やグローバリスト、左翼勢力たちによって我が国は根本から揺さぶられてきた。戦後レジームからの脱却を目指していた安倍晋三元首相が凶弾に倒れてしまった今、日本国民一人ひとりがこの問題に対峙しなければならない……。

「美しい国・日本」を取り戻すために、歴史・美術史の知の巨人・田中英道がまやかしの戦後体制を一刀両断する一冊!

目次

序章 私が選んだ道
 ・果たして日本は負けたのか
 ・私が選んだ学問への道
 ・孤立と責任
第一章 虚構の近代
 ・思想に過ぎない「近代」
 ・フランス革命の過大評価
 ・ユダヤ人とキリスト教
 ・近代を日本の中に探そうとした江藤淳
 ・近代化と呼ばれたものの正体
 ・意味と近代
 ・岩倉使節団の失敗
 ・福澤諭吉の功罪
 ・「科学教」という宗教
第二章 戦後の空間
 ・戦後民主主義は共産主義への道
 ・仕組まれた戦争
 ・ルーズベルトとユダヤ
 ・戦後の解放感
 ・共産党の潮流
 ・共産主義の幻想
 ・安保闘争後の潮流
 ・文学を自らに課した三島由紀夫
 ・党派性に陥った日本の学問
 ・論壇と社会主義
 ・フランクフルト学派とは何か
 ・反権力と反権威の仕組み
 ・フランクフルト学派と日本共産党
 ・ユダヤ人と大東亜戦争
 ・戦後における「科学」の問題
 ・日本国憲法の「自由」
 ・リベラルという呼称
 ・イタリアのグラムシの問題
第三章 日本の特別性
 ・存在しない二項対立
 ・神話と歴史の連続性
 ・西洋が理解できない部分
 ・「人間」と書く日本
 ・「我」の問題
 ・社会に反映する家族の意識
 ・現実の人間への視線
 ・日本人が信じてこなかったもの
 ・科学的思考の下地
 ・日本語が難しいことの良さ
 ・列島の利
 ・感情の尊重
 ・武士の本音
 ・日本の「公」
 ・日本の「私」
第四章 現代の問題
 ・死の問題の不在
 ・二〇世紀以降の芸術・文化の軽率
 ・金融資本の考え方
 ・ナショナリズムとは
 ・グローバリズムの問題
 ・ユダヤ人の著す人間史
 ・国家の再認識
 ・多文化主義の問題
 ・もはや低く見られている場合ではない日本
 ・十七条憲法の現代意義
あとがき

著者プロフィール

田中 英道  (タナカ ヒデミチ)  (

昭和17(1942)年東京生まれ。東京大学文学部仏文科、美術史学科卒。ストラスブール大学に留学しドクトラ(博士号)取得。文学博士。東北大学名誉教授。フランス、イタリア美術史研究の第一人者として活躍する一方、日本美術の世界的価値に着目し、精力的な研究を展開している。また日本独自の文化・歴史の重要性を提唱し、日本国史学会の代表を務める。著書『日本美術全史』(講談社)、『日本の歴史 本当は何がすごいのか』 (育鵬社)、『決定版 神武天皇の真実』(扶桑社)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。