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故郷を忘れた日本人へ 仁平 千香子(著) - 啓文社書房
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故郷を忘れた日本人へ (コキョウヲワスレタニッポンジンヘ)

社会科学
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発行:啓文社書房
四六判
188ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-89992-081-6   COPY
ISBN 13
9784899920816   COPY
ISBN 10h
4-89992-081-4   COPY
ISBN 10
4899920814   COPY
出版者記号
89992   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2022年10月25日
最終更新日
2024年10月31日
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書評掲載情報

2023-02-13 週刊エコノミスト
評者: 作家 楊 逸
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紹介

芥川龍之介と現代若者の共通点
それは日本という故郷への不安と
地に根を張れないもどかしさにある。

言論誌『表現者クライテリオン』表現者賞・奨励賞受賞者による
「不安」の中で生きる日本人への指針
13の文学作品から現代人が忘れてしまった「故郷=日本」の愛し方の痕跡を辿り、
現代人が感じる「居心地の悪さ」や「生きにくさ」の原因を探り出す。

目次

まえがき

1 計算尺(クライテリオン)を探して
─ジョン・オカダ 『ノーノー・ボーイ』を読む

2 記憶なき場所に故郷を探す
─小林勝の「フォード・一九二七年」を読む

3 帰らなかった日本人妻たち
─上坂冬子の 『慶州ナザレ園─忘れられた日本人妻たち』を読む

4 伝統の価値
─石村博子の 『たった独りの引き揚げ隊』を読む

5 辿りつけない故郷と日本への憎悪
─引揚げ者たちの語りを読む

6 待つことが目的と化した人生の行方
─サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』を読む

7 生命の誕生という「保証のない旅」
─金原ひとみの『マザーズ』を読む

8 不安という原動力
─フランツ・カフカの「巣穴」を読む

9 愛という不都合な荷物
─ジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』を読む

10 光と闇の二元論を超えて
─村上春樹の『アンダーグラウンド』を読む

11 自由は孤独であるという幻想
─ミヒャエル・エンデの「自由の牢獄」を読む

12 支配は胃袋から始まった
─岡本かの子の「鮨」と野坂昭如の「アメリカひじき」を読む

13 本当の「つよさ」は幸福感から来る
─デビッド・マッキーの『せかいでいちばんつよい国』を読む

あとがき

著者プロフィール

仁平 千香子  (ニヘイ チカコ)  (

1985年生まれ。福島県出身。
東京女子大学英米文学科卒業。豪ウーロンゴン大学英文科修士課程、シドニー大学日本学科博士課程修了。元山口大学国際総合科学部 講師
平成31年度『表現者クライテリオン』表現者賞・奨励賞受賞。
著書に『Haruki Murakami: Storytelling and Productive Distance』(Routledge, 2020)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。