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「憂国忌」の五十年 三島由紀夫研究会(編集) - 啓文社書房
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「憂国忌」の五十年 (ユウコクキノゴジュウネン)

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発行:啓文社書房
四六判
168ページ
上製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-89992-071-7   COPY
ISBN 13
9784899920717   COPY
ISBN 10h
4-89992-071-7   COPY
ISBN 10
4899920717   COPY
出版者記号
89992   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年9月16日
書店発売日
登録日
2020年9月3日
最終更新日
2024年9月10日
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紹介

――「三島不在」で満たされた日本――
私たちにとって、憂国忌とは何なのか?
運動を支えた者、次世代につなごうとする者
多くの証言が明かす、それぞれの50年


いま、三島さんの遺した作品を読むと、何と美しい日本語であろうかと思う。
私たちの役目は、三島さんの文学と行動の重みを語り部として後輩に語り継いで行くことであろう。
憂国忌はそのために存在すると、私は理解している。(作家 藤島泰輔)

目次

檄    三島由紀夫
憂国忌趣意書  林 房雄
語り継ぐべきもの  藤島泰輔

プロローグ 私にとっての憂国忌五十年                玉川博己
・憂国忌前史
・三島事件のこと
・追悼の夕べについて
・三島研の創設について
・憂国忌の発足
・思い出の人々
・憂国忌の意義とその時代における役割

第一章 あれから50年、三島由紀夫に熱い視線         宮崎正弘
・事件から半世紀、三嶋への熱狂の背景
・三島由紀夫事件の意味
・三島由紀夫の遺産
・三島事件は風化するか
・三島由紀夫の言霊

第二章 三島由紀夫に斬られた男                   寺尾克美
・三島由紀夫が自衛隊に「乱入」!!!????
・面会の様子
・総監監禁
・幕僚長室側正面
・三島由紀夫との交渉
・「檄文」の垂れ幕を垂らして演説
・三島由紀夫と森田必勝の割腹自決
・総監解放と投降
・負傷者、自衛隊中央病院に集中入院――負傷者9人中6人入院
・寺尾三佐の入院時の様子
・入院生活状況
・平岡瑤子夫人の謝罪廻り
・益田総監の真相の話――退院報告時の対話
・益田総監隷下部隊で真相の訓話
・益田総監の辞任


第三章 二人の自衛官 菊地勝夫と西村繁樹              菅谷誠一郎
・はじめに
・菊地勝夫氏の講演
・三島由紀夫から菊池氏への書翰
・西村繁樹氏との出会い
・『三島由紀夫と最後に会った青年将校』

第四章 切腹と介錯                         首藤隆利

第五章 憂国忌の五十年――三島由紀夫事件前史、そして「以後」――  宮崎正弘

第六章 憂国忌運動が生んだ国会議員・中西哲の証言          中西 哲(聞き手・菅谷誠一郎)
・日学同への参加、防衛問題との関わり
・国政出馬のきっかけ、政治家としてのテーマ
・日本の安全保障環境について
・憲法改正論議の在り方と日本の安全保障について

第七章 憂国忌の今後                        菅谷誠一郎
・はじめに
・平成最後の憂国忌―後藤修一、井上正幹事の死を乗り越えて―
・令和最初の憂国忌―日本を真姿に戻すために―

「追悼の夕べ」発起人名簿
「憂国忌」発起人名簿(令和二年八月現在)

あとがき                              比留間誠司

前書きなど

三島由紀夫の死とともに結成された三島由紀夫研究会が中心となって現在までの50年間、半世紀もの間、憂国忌の運動を続けてきたことは正に奇跡といっても過言ではない。
三島由紀夫は日本が目醒めるためには、自衛隊が自ら目覚めることが必要だと訴えた。この三島由紀夫の檄文の精神に多くの青年、国民が触れてきたのが憂国忌の意義であった。
憂国忌とは戦後の占領基本法たる日本国憲法を改正し、自衛隊を建軍の本義を持つ真の軍隊たらしめることを目指す場であり、
もちろんその原点には日本に歴史的連続性、民族的統一性、文化的全体性の象徴である天皇を守らんとする三島由紀夫の「文化防衛論」が存在するのである。
                                                                    〈プロローグより引用〉

上記内容は本書刊行時のものです。