.
【書誌情報利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
直接取引:あり(自社)
元旦四方拝の研究
四六判
344ページ
並製
価格
5,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年12月16日
- 書店発売日
- 2019年12月16日
- 登録日
- 2019年3月8日
- 最終更新日
- 2024年8月27日
受賞情報
神道宗教学会賞
紹介
宮中での歴首恒例の元旦四方拝はいつどのような経緯で成立し、時代の推移とともに変容したのだろうか。
四方拝の格段の所作にみられる史的要素を個別に考察しつつ、起源とされる皇極紀の意義を検討する。
ついで、観象授時権の形成発展がみられる天武・持統期の天皇祭祀における先帝意識・祭祀・忌日を検討することで、年中行事発生の根源的事象の事象の人隅を照らすことを試みたい。
目次
◎第一章 元旦四方拝の祭儀構成に関する継続と変容
◎第二章 『内裏儀式』と『日本書紀』
◎第三章 皇極紀における神と災異
◎第四章 暦日意識の発生と宮廷儀礼
◎第五章 天武・持統朝の祭祀と神話化
前書きなど
暦首恒例の元旦四方拝はいかなる形式で成立し、時代の推移とともに変容して画期を迎えたのか。元旦四方拝を理解する試みは、神事の範疇に関わる問題であるとともに、近世以降は主に儀式書の成立年限に関して論争がもたれてきた。
(中略)
元旦四方拝の濫觴について、各段の所作にみられる史的要素を個別に検討しながら、『日本書紀』における皇極紀の意義を再考し、観象授時権の形成発展が見られる天武・持統朝の、天皇の祭祀における先帝意識と祭祀と忌日を検討することで、年中行事発生の根源的事象の一隅を照らすことを試みたいと思う。
上記内容は本書刊行時のものです。