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元旦四方拝の研究 渡辺瑞穂子(著/文) - 啓文社書房
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元旦四方拝の研究 (ガンタンシホウハイノケンキュウ)

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発行:啓文社書房
四六判
344ページ
並製
価格 5,000円+税
ISBN
978-4-89992-062-5   COPY
ISBN 13
9784899920625   COPY
ISBN 10h
4-89992-062-8   COPY
ISBN 10
4899920628   COPY
出版者記号
89992   COPY
Cコード
C3014  
3:専門 0:単行本 14:宗教
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年12月16日
書店発売日
登録日
2019年3月8日
最終更新日
2024年8月27日
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受賞情報

神道宗教学会賞

紹介

宮中での歴首恒例の元旦四方拝はいつどのような経緯で成立し、時代の推移とともに変容したのだろうか。
四方拝の格段の所作にみられる史的要素を個別に考察しつつ、起源とされる皇極紀の意義を検討する。
ついで、観象授時権の形成発展がみられる天武・持統期の天皇祭祀における先帝意識・祭祀・忌日を検討することで、年中行事発生の根源的事象の事象の人隅を照らすことを試みたい。

目次

◎第一章 元旦四方拝の祭儀構成に関する継続と変容
◎第二章 『内裏儀式』と『日本書紀』
◎第三章 皇極紀における神と災異
◎第四章 暦日意識の発生と宮廷儀礼
◎第五章 天武・持統朝の祭祀と神話化

前書きなど

暦首恒例の元旦四方拝はいかなる形式で成立し、時代の推移とともに変容して画期を迎えたのか。元旦四方拝を理解する試みは、神事の範疇に関わる問題であるとともに、近世以降は主に儀式書の成立年限に関して論争がもたれてきた。
(中略)
元旦四方拝の濫觴について、各段の所作にみられる史的要素を個別に検討しながら、『日本書紀』における皇極紀の意義を再考し、観象授時権の形成発展が見られる天武・持統朝の、天皇の祭祀における先帝意識と祭祀と忌日を検討することで、年中行事発生の根源的事象の一隅を照らすことを試みたいと思う。

著者プロフィール

渡辺瑞穂子  (ワタナベミホコ)  (著/文

【著者略歴】
昭和五十一年(一九七六) 神奈川県に生まれる
平成十二年 早稲田大学法学部卒業
平成二十二年 國學院大學大学院文学研究科単位取得退学
平成二十三年 國學院大學大学院文学研究科 課程博士取得(神道学)
自然科学研究機構 国立天文台共同研究員、國學院大學特別研究員を経て、平成二十六
年より國學院大學兼任講師
令和三年 『元旦四方拝の研究』により、神道宗教学会賞を受賞

上記内容は本書刊行時のものです。