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先生大変です‼ 全国医療問題研究会(著/文) - エピック
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先生大変です‼ (センセイタイヘンデス) お医者さんの法律問題処方箋 (オイシャサンノホウリツモンダイショホウセン)

社会一般
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発行:エピック
A5判
縦210mm 横148mm
215ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-89985-199-8   COPY
ISBN 13
9784899851998   COPY
ISBN 10h
4-89985-199-5   COPY
ISBN 10
4899851995   COPY
出版者記号
89985   COPY
Cコード
C0032  
0:一般 0:単行本 32:法律
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年7月3日
最終更新日
2018年7月3日
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紹介

本書出版にあたって
 世に医療事故の被害に遭ったり、悪質な医者にハラスメントを受けたりした場合の救済方法についてのノウハウを書いた書物は枚挙に暇がありません。
 しかし、一見強い立場にあるように見える医師の多くは、実は極めて弱い立場にあり、常に医療過誤で訴訟を起こされるのではないだろうか、モンスターペイシェントに何か恐ろしいことをされるのではないか、看護師が徒党を組んで病院を辞めてしまって病棟を維持できなくなるのではないか、近所に透析病院ができてしまい透析患者を奪われるのではないかなど色々な不安におびえているのが実状です。
 医師を襲うトラブルの原因を考えてみるとその一つは医師法第19条にあります。即ち、医師はどんなに嫌な患者であろうと診療を求められたら拒否できないのです。一般の取引社会では何も気に入らない相手と商売する必要がないのと対照的です。
 ところで、今までこのような弱い立場にある医師が困った事態に陥った場合のノウハウや危機打開策を記した医師向けの書物は存在しなかったように思われます。
 本書には医師の遭遇するそういった各種トラブル及びそれへの対処法が列挙されております。気鋭の弁護士たちが渾身の力を振るって記しました。
 どうか医師の皆様や医療従事者の皆様、ピンチに追い込まれたり、あるいは追い込まれそうになったらぜひ本書を手に取って該当する事例を探して下さい。(まえがきより)

目次

【 目 次 】

本書出版にあたって 3
第1部【診察編】
1◉ カルテの記載 14
2◉ カルテの訂正・追記の問題  16
3◉ カルテ改ざんと証拠隠滅等罪 18
4◉ カルテ毀損と開示義務 20
5◉ 虚偽診断書等作成罪~1 22
6◉ 虚偽診断書等作成罪~2 24
7◉ 診断書の虚偽記載 26
8◉ 看護記録の作成・記載内容の法的根拠 28
9◉ 同意書の効力  30
10◉ 同意書・承諾書の法的効力 32
11◉ 要介護認定と主治医の意見書 34
12◉ 警察からの病状照会~令状に基づく場合 36
13◉ 弁護士からの病状照会 38
14◉ 保険会社からの病状照会 40
15◉ 患者本人からの開示請求 42
16◉ 証拠保全 44
17◉ 医師の守秘義務と裁判所からの照会 46
18◉ 診断書の交付拒否 48
19◉ 医師の守秘義務と警察への通報 50
20◉ 秘密漏示罪 52
21◉ 医師の説明義務違反と刑事・民事上の責任 54
22◉ 手術中の患者死亡についての処罰 56
23◉ 麻酔科医のミスと執刀医の法的責任 58
24◉ 共同治療でのミスと法的責任 60
25◉ 担当医の交代と医師の法的責任 62
26◉ 医療過誤訴訟の終わらせ方 64
27◉ 後遺症が原因で亡くなった 66
28◉ アルバイト医師の責任 68
29◉ 紹介後の医療過誤 70
30◉ 医療過誤の責任と消滅時効 72
31◉ 医療過誤についての話合い 74
32◉ 看護師のミスについての医師の責任 76
33◉ 患者が医院前で転倒骨折した場合の責任 78
34◉ 入院患者の身体拘束 80
35◉ 誤った検査データに関する責任 86
36◉ メガネ店の屈折検査 88
37◉ 医師法21条における異常死届出 90
38◉ 交通事故と保険診療(健康保険の使用の可否) 92
39◉ 虐待が疑われる場合の対処 94
40◉ 里子の難病告知 98
41◉ 死亡していた患者の往診料 100
42◉ 暴力団員などの診療 102
43◉ 外国人の診療 104
44◉ 転医義務に関する問題 106
45◉ 引取り手のない遺体 108
46◉ 成年後見人による認知症患者などの手術許諾 110
47◉ 保護者の付添いがない小学生への診療の可否 114
48◉ 退院の勧告に従わない患者 116
49◉ 強制退院の可否とその実現手段 118
50◉ 応召義務 120

第2部【経営編】
51◉ 患者から金品を要求された場合 128
52◉ 示談を持ちかけられた場合 130
53◉ 未収金の予防と回収(入院保証金の上限) 136
54◉ リストラにおける注意点 138
55◉ 問題職員の処分 140
56◉ セクハラ・パワハラ防止 142
57◉ 院長という名称の使用 145
58◉ 病院長を解任できるのは誰か 146
59◉ 診療報酬の不正請求と処分 147
60◉ 医道審議会による処分 152
61◉ 支払能力のない患者 154
62◉ 保険医登録取消し 156
63◉ 勤務医の退職制限の可否 158
64◉ 訪問介護サービス従事者の就業場所 160
65◉ 看護助手や事務員の守秘義務 162
66◉ 診療所閉院に伴う診療録などの保存と事後対応 164
67◉ 時間外労働における注意点 166
68◉ ボランティアで休職した勤務医の給与 170
69◉ 医療機器の借入れ・割賦購入・リース契約の違い 172
70◉ 保険診療における一部負担金についての問題 174
71◉ 仕入税額控除 176
72◉ 広告規制 178
73◉ 資金調達方法 180
74◉ 防犯カメラの設置に関する問題 182
75◉ 相続と高額な学費の負担 184
76◉ 遺産分割協議がまとまらない場合の不利益  186
77◉ 相続税・小規模宅地等(特定居住用宅地)の特例 188
78◉ 相続税・小規模宅地等(特定事業用宅地)の特例 190
79◉ 相続(病院を医師である長男に相続させるには) 192
80◉ 妻に対する暴力と離婚 196
81◉ 妻の浪費と離婚 198
82◉ 子どもに対する暴力と離婚 200
あとがき 207


コラム【里子の診察】 96
コラム【患者の暴力や嫌がらせへの対応】 134
コラム【個別指導】 150
コラム【従業員の横領への対処】 202
コラム【責任の種類】 205

著者プロフィール

全国医療問題研究会  (ゼンコクイリョウモンダイケンキュウカイ)  (著/文

これまで培ってきた法律家としての経験と知識を活かし、医師の皆様が抱える法律問題に対するアドバイザーとなって、医師の皆様の法的トラブルを軽減し、もって医療に専念していただく環境をつくりたいと考えました。
 そうすることで、ひいては、医療の発展にも寄与するお手伝いもできるのではないかと考えております。

石上 晴康  (イシガミ ハルヤス)  (著/文

弁護士
東京大学法学部卒
石上法律事務所

坂野 真一  (サカノ シンイチ)  (著/文

弁護士・税理士
京都大学法学部卒
ウィン綜合法律事務所

武本 友香子  (タケモト ユカコ)  (著/文

弁護士・税理士
京都大学大学院法学研究科修士課程(法学修士) 修了
ウェリタス法律事務所

山田 直樹  (ヤマダ ナオキ)  (著/文

弁護士
神戸大学大学院法学研究科博士前期課程修了(法学修士)
山田・立花法律事務所

牧野 聡  (マキノ サトシ)  (著/文

弁護士・税理士
中央大学法学部卒
ブライト法律事務所

鈴木 孝昭  (スズキ タカアキ)  (著/文

弁護士・医師
群馬大学医学部卒
弁護士法人 AIT医療総合法律事務所 高崎オフィス

上山 幸正  (ウエヤマ ユキマサ)  (著/文

弁護士
中央大学法学部卒
弁護士法人かごしま 上山法律事務所

向原 栄大朗  (ムコウハラ エイタロウ)  (著/文

弁護士
中央大学法学部卒・関西大学法務研究科卒
向原総合法律事務所

上記内容は本書刊行時のものです。