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多文化共生時代の可能性と未来
- 初版年月日
- 2018年9月
- 書店発売日
- 2018年9月5日
- 登録日
- 2018年7月19日
- 最終更新日
- 2018年8月31日
紹介
◎多様な文化の違いを乗り越える社会の創造を!
アフリカ狩猟採集民の人間社会のありようを端緒に、多文化共生時代が有する豊かなイメージを自然観から、多言語文化のあり様から、そしてSDGsの役割から、重層的に考察する。多文化時代の新たな地平を確固ものとする社会システムの創造を訴えた共生社会論。ほかに投稿論文4点、研究ノート1点、書評7点を掲載。
目次
巻頭言
共生社会はどこを目指すのか―共生時代の新たな始まり?それとも終焉?(木村 光伸)
基調講演
アフリカの狩猟採集民ブッシュマンの生活と社会(田中 二郎)
シンポジウム報告論文
賢い適応としての雨庭グリーンインフラ― 自然共生社会を目指すなかで-(森本 幸裕)
多言語共生社会の構成員のための「もう一つの言語」― 日本手話・そしてもう一つの外国語 ―(河路 由佳)
2030アジェンダと共生社会のレジリエンス構築(田中 敏裕)
企画セッション報告
共生社会と「自己」の探求 ― 求められる人間観 ―(企画代表者:増田敬祐)
『共生社会システム研究』の10年とこれから(企画代表者:岡野一郎)
投稿論文
日本における倫理的な食消費概念の展開に関する理論的分析― 実践主体の分類と「関係の非対称性」への注目 ―(太田和彦)
共生社会へ向けた人間構造の仕組みとその在り方:自己と他者の関係に焦点をあてて (福田鈴子・砂子岳彦)
『ヘンリー六世 第二部』にみる庭園と権力― 英国初期近代の歴史書とシェイクスピアから考える-( 森 祐希子)
中国・新疆ウイグル自治区の綿花生産における化学肥料の過剰施用の実態(マイラ・トルソン・千年篤)
研究ノート
学校給食への地場食材供給の展開過程における阻害要因とその解消方法-東京都日野市(大都市近郊地域)を対象とした実証分析― (山田浩子・松宮朝)
書 評
宝月誠監修/福留和彦・武谷嘉之編著『共生社会論の展開』(矢口 芳生)
立川雅司 著『遺伝子組換え作物をめぐる「共存」』(成田 拓未)
ポール・B・トンプソン 著/太田和彦 訳『〈土〉という精神 ― アメリカの環境倫理と農業 ― 』(神崎宣次)
小川真如 著『水稲の飼料利用の展開構造』(吉岡 徹)
荒木和秋・杉村泰彦 編著『自給飼料生産・流通革新と日本酪農の再生』(数納 朗)
矢口芳生 著『持続可能な社会論』(中尾 誠二)
古沢広祐 著『みんな幸せってどんな世界 ― 共存学のすすめ ―』(穴見 愼一)
上記内容は本書刊行時のものです。