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持続可能な社会論 矢口 芳生(著) - 農林統計出版
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持続可能な社会論 (ジゾクカノウナシャカイロン)

社会科学
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A5判
288ページ
並製
価格 2,700円+税
ISBN
978-4-89732-380-0   COPY
ISBN 13
9784897323800   COPY
ISBN 10h
4-89732-380-0   COPY
ISBN 10
4897323800   COPY
出版者記号
89732   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2018年4月
書店発売日
登録日
2018年3月1日
最終更新日
2018年4月11日
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紹介

「持続可能な社会」の理念を多くの先達たちから学び、その理念を基礎に切り拓くべき未来社会像の実践過程・歴史的展開過程を整理する。その上で、高度に成熟化した現代社会の矛盾を止揚した未来社会を持続可能な社会と位置づけ、その理論・実現方法を熱く論じる。

目次

はしがき
第Ⅰ部 「持続可能な社会」のデザイン
1.「持続可能な発展」の理念
(1)「持続可能な社会」とは何か
(2)「持続可能な発展」と3つの持続可能性
(3)「社会思想」上の位置
2.「持続可能な発展」理念の展開過程
(1)理念展開の概略
(2)理念形成・実践初期(1972~1992年)
(3)理念定立・実践第1期(1992~2002年)
(4)理念成熟・実践第2期(2002~2016年)
(5)理念の前進へ(2016年以降)
3.「持続可能な社会」への条件
(1)グローバル社会における2つの転換点
(2)岐路に立つ現代日本
(3)構想される様々な未来社会像
4.「持続可能な社会」のデザイン
(1)「持続可能な発展」理念の到達点
(3) 2つの未来社会像を批評する
(2)「持続可能な社会」のための政策
第Ⅱ部 「持続可能な社会」の実現のための課題
1.持続可能性の確保の課題
(1)グローバル化と持続可能性
(2)3つの持続可能性の確保のための課題
(3)主観的「幸福感」の実現への課題
2.科学技術と経済の課題
(1)科学技術とは何か
(2)社会の変化と科学技術
(3)日本の科学技術政策をめぐって
(4)科学技術と経済成長
(5)「持続可能な社会」の科学技術と経済産業
3.社会に不可欠な「持続可能な農林業」の課題
(1)農業の特質にみる持続可能性と共生
(2)農林業と持続可能性
(3)「持続可能な農業」の展開
(4)「持続可能な森林経営」の展開
4.生活の質の向上と格差の是正の課題
(1)地域・地方の再生
(2)〈農〉の再生
(3)共に生きること
第Ⅲ部 「持続可能な社会」の実現の方法
1.パラダイム転換の意義
(1)パラダイム転換の5つの意義
(2)〈農〉の視点からのアプローチ
(3)パラダイム転換への第一歩
2.「共生」理念の措定
(1)ESDとバックキャスティング
(2)持続可能な社会への方法
(3)「共生」とは何か
(4)「共生」理念の深化の背景と思想的類型
3.「共生」への契機
(1)3つの日常的契機
(2)3つの根源的契機
(3)日常的契機と根源的契機から協働へ
4.共生社会システムの可視化と成立条件
(1)持続可能性および共生の水準の可視化
(2)各種指標の評価と問題点
(3)共生社会システムの成立条件とその基準
(4)共生社会システム学と地域経営学
図表一覧
索引

著者プロフィール

矢口 芳生  (ヤグチ ヨシオ)  (

1952年栃木県生まれ。1981年東京大学大学院修了、農学博士。国立国会図書館、東京農工大学大学院教授(共生科学技術研究院)を経て、2009年国立国会図書館・専門調査員、2013年同館専門調査員退任。現在、福知山公立大学教授(地域経営学部)、早稲田大学・招聘研究員。農政審議会専門委員、農林水産統計観測審議会委員、食料・農業・農村政策審議会臨時委員、北海道大学・東京大学・名古屋大学等の非常勤講師、等を務める。1983年日本農業経済学会賞、1994年NIRA政策研究・東畑記念賞。著書に、『矢口芳生著作集』(全8巻)農林統計出版、2012~2013年、ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。